新東京水上警察――水上の最前線で繰り広げられる新感覚ドラマのすべて
日本初「水上警察」ドラマ、放送前夜の期待と背景
2025年10月7日火曜夜9時よりフジテレビ系で放送が開始される新ドラマ『新東京水上警察』。
本作は日本の連続ドラマ史上初めて、警察の“水上部門”を本格的に描くマリン・クライムエンターテインメントとして話題を集めています。
単なる刑事ドラマの枠を超え、舞台は東京の海や湾岸、川など“水上”に。警備艇やマリンスポーツを駆使しながら、個性豊かな警察官たちが様々な事件に挑む姿が圧倒的スケールで描かれます。
この斬新な設定に、多くの視聴者やドラマファンが放送前から大きな期待を寄せています。
なぜ「水上警察」なのか?時代の背景と新鮮さ
陸上では防犯カメラの普及などにより検挙率が向上する一方、海や川の“水上”は犯罪の温床になりやすい――
そんな現代的課題を背景に、『新東京水上警察』は警視庁が実際に設置した「東京水上警察署」の復活を描いています。
船舶を駆る警察官や海技職員など、従来の刑事ドラマには無かった“海のプロフェッショナル”たちが活躍。海上でのチェイスや息もつかせぬ潜入捜査、そして水難救助まで、これまでにないリアルな捜査現場が舞台です。
注目のキャスト――佐藤隆太、その「全力演技」と新たな挑戦
主演は俳優・佐藤隆太。『海猿』『ROOKIES』など、熱血漢や正義感の強い主人公を演じてきた彼ですが、今作では水上警察署のリーダー・碇拓真に挑戦します。
彼は“事件解決のためなら危険も恐れず突き進む男”。プライベートはバツ2で三人の父という複雑なキャラクターですが、その観察眼と判断力、そして仲間を引っ張る力が物語の軸となります。
- 碇拓真:所轄刑事として20年以上の経験を持ち、型破りだが信頼されるリーダー。
- 日下部峻(加藤シゲアキ):警視庁捜査一課のエリートから水上警察署へ異動、警備艇の操作技術も見もの。
- 有馬礼子(山下美月):船舶免許所有の海技職員として水上の安全と警察業務に従事、イメージ写真の水上操縦シーンが話題。
- 玉虫肇(椎名桔平):署長であり、海技職員から警察へ転身した異色のプロフェッショナル。
第1話あらすじ――迫力の海上チェイスと水上警察誕生秘話
物語の冒頭、舞台は東京オリンピックから4年が経った湾岸部。防犯カメラの普及で陸の犯罪検挙率が上昇する中、未だ穴場となる“水上対策”の重要性が増しています。
警視庁はその対策として、伝統ある「東京水上警察署」を復活。ここに配属されたのは、経歴も性格もバラバラな個性派揃いのチーム。
リーダーの碇拓真は、持ち前の鋭い観察力で困難な事件も乗り越え、エリート刑事の日下部峻は“本部復帰”を夢見て手柄を狙う。
有馬礼子は海技職員として船の操作や水上救助に奔走し、署長の玉虫肇はチームをまとめあげる“水上の父”とも言える存在です。
初回は「15分拡大スペシャル」として放送。湾岸地区で発生した不審船事件をきっかけに、彼らは警備艇で犯人船を追跡。警察ドラマ史上でも類を見ない迫力のシーチェイスや、過去の事件の謎――様々な要素が絡み合いながら展開していきます。
- 水上警備艇での操作訓練や海の天候変化による緊急対応。
- 湾岸署とのライバル関係や、海技職員ならではのテクニカルな捜査手法。
- 水上から陸へとつながる犯罪の連鎖、そしてチーム結成までの人間ドラマ。
これまでにないスケール――マリン・クライムエンターテインメントの真髄
「船で東京の海を捜査する」――これまでの警察ドラマにはなかった大胆なコンセプトが本作最大の魅力。海や川での事件捜査だけでなく、犯人の船との息詰まるチェイス、水難事故救助、多発する密漁や密輸防止と多岐にわたる任務を迫真の映像で届けます。
船舶の巧みな操縦、海上法規の運用、そして水上ならではのサバイバルアクション。陸上の刑事ドラマ以上に、危険に晒される場面やリアルな緊張感がドラマを彩ります。
- 圧倒的な臨場感を生む実際の海・湾岸ロケ。
- 警察官と海技職員のコラボレーションによる救助ドラマ。
- 犯罪に立ち向かう勇気と、海の厳しさを知るプロならではの繊細な動き。
「チームドラマ」の魅力――仲間たちの絆と成長
水上警察署でともに働くメンバーは、互いの経歴も性格も全く異なります。型にはまらないリーダー碇、エリート意識の強い日下部、現場主義の有馬、異色の経歴を持つ玉虫。事件だけでなく、彼らの衝突や葛藤、協力しあう姿が、物語に温かさと共感をもたらします.
ときには船上でぶつかり合い、ときには海上で協力して犯人追跡や救助活動に挑む――そんなチームワークと人間関係の変化も見どころです。
原作との違い―ドラマだけの新構成、舞台と設定
『新東京水上警察』の原作は吉川英梨氏による推理小説シリーズ。2020年の東京オリンピックに合わせて設立された“臨時警察署”を描いていますが、
ドラマ版では「東京水上警察署」復活という独自の舞台設定。キャラクター名や人間関係も現代社会を反映したオリジナル要素が加わっています。
- 原作:五港臨時警察署を軸にしたミステリーが中心。
- ドラマ:現実の課題“水上犯罪”への対応と、仲間たちの成長・葛藤がストーリーの主軸。
水上警察のリアル――現場で働く人々とその使命
現実の水上警察は、海や川で犯罪予防、救助活動、密漁・密輸摘発など重要な任務を担っています。
水上警察官は警察官資格のほか、船舶操縦や水難救助などの特別技能を持つ海技職員との連携が不可欠。ドラマで描かれる緊急出動や災害対応、海の変化への迅速な対応には、現場のリアルな緊張感が反映されています.
- 水難事故や密輸防止、海上事故救命活動など幅広い仕事。
- 船舶免許を持つ職員による操船訓練や、海技のプロとしての誇り。
- 陸と海をつなぐ“境界線”の現場で、日々安全を守る使命感。
今後の展望――水上警察ドラマが社会にもたらすもの
『新東京水上警察』は、単なる刑事ドラマに止まらず、自然災害への備え、チームワークの重要性、そして“水上”という未知の現場で働く人々への敬意も描かれます。
今後、水上警察の活動が注目されることで、海や川の安全やマナー、公的機関の役割への理解が深まることも期待されています。
- 水上犯罪のリアルなリスクとその対応策への社会的関心の高まり。
- 水上警察官・海技職員の“働き方”や、若い世代への職業選択の新しい視点。
- 地域社会との連携など、ドラマをきっかけとした“安心安全”の意識向上。
まとめ――ドラマ史に残る挑戦と感動
『新東京水上警察』は、海と仲間と命を懸けて“今”を生き抜く刑事たちのドラマです。
これまでの警察ドラマにはなかった大胆なスケール、個性的なキャラクター、リアルな水上の現場――すべてが融合した新感覚エンターテインメント。
放送前夜、主人公たちが見せる勇気と絆、そして水上犯罪のリアルな緊張感。
見逃せない第一歩が、いよいよ始まります.