トッテナム・ホットスパーに新たな期待!高井幸大の復活とベンタンクール契約延長、揺れるベンチ事情
高井幸大:怪我からの復活を目指す若き日本代表DFの現状
トッテナム・ホットスパーに今夏加入した日本代表DF・高井幸大(21歳)は、川崎フロンターレから約10億円(500万ポンド)の移籍金でプレミアリーグへと活躍の場を移しました。
その圧倒的な192cmの高さと対人の強さ、ビルドアップ能力によって「日本サッカー史上最高額移籍」とまで称される逸材ですが、加入直後から足底筋膜炎(足底腱膜炎)というプロ選手にとってきわめて痛みの強い怪我に見舞われてしまいました。
フランク監督は公式会見で「幸大はどんどんよくなっている。彼は10日間、いやそれより少し長くチームとともに完全な練習ができている。なので、期待できるのは間違いない」と、コンディション回復やリハビリへの真摯な取り組みを讃えています。
公式戦デビューはお預け…ベンチ入りも狭き門
しかし現状では、プレシーズンおよび2025-26シーズンの公式戦でのデビューは実現していません。トッテナムのCL(チャンピオンズリーグ)登録メンバーからも外されており、復活を目指しながらも実戦の舞台からは距離がある状況です。
「またもベンチ外か」「ベンチに入るのも狭き門だよなぁ」など、ファンの間ではデビューへの期待と不安が交錯しています。
トッテナムのセンターバック陣はミッキー・ファン・デ・フェンとクリスティアン・ロメロがレギュラーに定着しているほか、クロアチア代表ルカ・ヴシュコヴィッチが期限付き移籍中。さらに控えにはケヴィン・ダンソ、怪我からの復帰を目指すラドゥ・ドラグシンなどが控えているため、高井選手がベンチ入りするのも熾烈な競争となっています。
日本代表としても注目度アップ!フル出場で新たな存在感
それでも、2024年9月には日本代表デビューを果たし、W杯最終予選では2試合にフル出場。国内外での評価は決して低くなく、試合復帰すれば日本代表のDFラインを支える主力になり得る存在です。
日本サッカー界の守備の要として、「将来性と期待感」は常に高まっています。
- 高校時代から基礎体力と誠実な人柄、真面目な努力家としてチームから信頼
- 川崎Fでは定位置を掴みJ1屈指の守備力へ成長
- トッテナム移籍後もリハビリを乗り越え、チームに溶け込もうと尽力
移籍金批判も…高まり続ける国際的な評価
移籍金10億円という金額については、韓国メディアなどでは「日本側の期待は誤っている」「多すぎる」などの批判や論争も報じられていますが、それだけ注目と期待が大きい証拠でもあります。
プレミアリーグという世界屈指の舞台で、若き日本人センターバックがどこまで成長できるのか、日本と海外双方のファンや専門家から関心が集まっています。
トッテナムMFベンタンクールとの契約延長も発表
同時期、トッテナムはウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールとの契約延長を発表しました。
「このクラブを愛している」という力強いコメントとともに、本人は今後もトッテナムの中盤の核として活躍する意志を表明。安定したプレーヤーの継続的な貢献は、チームにとって明るい材料です。
ファンの心情と新たな挑戦
高井選手と同じく、日本代表MF田中碧も先発を外れており、「Wショック」とSNSなどで話題になるなど、日本人選手の欧州トップリーグでのポジション争いは熾烈です。
それでも、高井幸大本人は「リハビリと調整」を繰り返し、着実にトレーニングを積んでいるため、近い将来の復帰と本格デビューに多くのサポーターが期待を寄せています。
- 高井の早期復帰を願うサポーターの声
- ベンタンクールの契約延長により、中盤の安定化も期待
- 日本人若手選手の挑戦と成長に注目が集まる今季トッテナム
まとめ:高井幸大の「次のステージ」に期待が集まる
トッテナムでの苦しい序盤ながらもコンディション改善に努める高井幸大と、契約延長を果たしたベンタンクール、競争激しい欧州サッカーの最新動向。
プレミアリーグ、CL、市場価値、世代交代など様々な観点で大きな注目を集めるトッテナムの「今」を象徴するニュースとなりました。
若き日本人守備の要がこの困難をどう乗り越え、成長の糧にするのか――。
今後の活躍と復活に、ぜひ温かいエールと期待を送り続けたいですね。