新型デリカミニが富士山麓で初披露!三菱「スターキャンプ2025」現地レポートと、家族・女性に広がるアウトドアカーの人気
2025年9月6日(土)~7日(日)、静岡県富士宮市「ふもとっぱら」キャンプ場にて三菱自動車主催の恒例イベント「スターキャンプ2025 in 朝霧高原」が開催されました。今年も2,000組を超える応募から抽選で選ばれた約400組が参加。今回の注目は、秋に発売を控えたばかりの新型「デリカミニ」の現地初披露です。イベントは三菱車によるアウトドアステージとしての魅力を余すところなく発信し、家族や女性など新たな顧客層がアウトドアに惹かれる様子が印象的でした。三菱自動車の「販売規模1.5倍計画」の中心を担うデリカミニのポテンシャルにも迫ります。
三菱「スターキャンプ」とは?その歴史とイベント概要
三菱「スターキャンプ」は1991年から続く国内最大級のファンイベントです。三菱車オーナーとその家族、友人が集い、アウトドア体験やワークショップ、車両展示などを満喫できる場として、30年以上親しまれています。今年の朝霧高原会場では、デリカD:5、トライトン、eKクロス スペースといった歴代モデルほか、日常と非日常を両立する外遊び仕様の三菱車が会場に勢揃い。広々としたフィールドでの試乗体験や、4WDオーナーが仕掛けるファミリーワークショップも好評で、アウトドアビギナーからヘビーユーザーまで年齢問わず楽しめるイベントとなりました。
新型「デリカミニ」ついに登場!フルモデルチェンジの魅力と現地の反応
会場で最も注目を集めていたのが、9月にフルモデルチェンジが発表された新型「デリカミニ」。メイン会場には新色「サンドベージュパール」「デニムブルーパール」などカラーバリエーション豊かな実車がずらりと並び、一足早くその姿に触れられる絶好の機会となりました。刷新された室内空間、頼もしいアドベンチャースタイル、目を引く可愛らしさ。そのデザインと使い勝手に、多くの来場者が「アウトドアにぴったり」、「家族でも街乗りでも楽しい」と目を輝かせていました。
- ワイルドアドベンチャースタイル:キャンプやフィールドで役立つタフな外観
- アクティブトーンスタイル:日常の移動もワクワクさせるアクセサリーオプション
- 室内空間:広々したキャビンとアレンジ自在のシート配置
特に女性参加者やファミリー世帯からは「運転しやすい」、「小柄なのに荷物もたっぷり積める」といった声が多く、従来型デリカD:5とはまた異なる新しいファン層の支持を集めていることがうかがえました。
スターキャンプ参加者のこだわり愛車スナップと、デリカミニのアウトドア適性
スターキャンプの醍醐味のひとつは、参加者自慢の愛車スナップです。焚き火台やルーフボックス、エアマットなどアウトドアギアで武装した「こだわり派」の三菱車がずらりと並ぶ光景は圧巻。キャンプサイトでは、デリカミニを中心に、灯り取りのカーテンや車中泊用アレンジなど自分らしいアレンジが施された車両が多く見られました。デリカミニの特徴であるフラットにできるシートや、細かな荷物仕分けに便利な収納スペースが高く評価されており、実際に現地でキャンプ道具を積み込む様子も多くの見学者が注目していました。
- カラフルなテント群と映えるデリカミニ
- 愛犬とのアウトドアにぴったりのレイアウト
- ファミリー層の使い勝手重視アレンジ
一見小さい車体ながら、長尺物や大人数時に対応できる多彩なシートアレンジ、天井まで使える収納スペースなどが、アウトドア志向のユーザーから「これ1台で何でもできる」と高評価。キャンプ初参加という家族も、「このサイズなら運転の不安も少ない」とうれしい声が聞かれました。
「顧客ファースト」で進化した三菱自動車とデリカミニが切り開く未来
三菱自動車はここ数年、「顧客ファースト」を掲げ、ユーザーのリアルな声を重視した車づくりを徹底しています。その実践の場としてスターキャンプは重要な役割を果たしてきました。コロナ禍以降、国内市場でもアウトドアニーズが一層高まり、ファミリー層や女性ドライバーを意識した商品開発が進んでいます。
とくにデリカミニは、そのコンパクトなサイズでありながら、走破性や積載力、使い勝手の良さから「新しいファミリーカー」としての可能性を強くアピール。イベント現場でヒアリングした「小さくても力強い」「女性が一人でも気軽にアウトドアを楽しめる」という声が、その戦略の的確さを物語ります。
「販売規模1.5倍」計画と、デリカミニに託された女性・ファミリー層攻略の命運
三菱自動車は2025年、販売規模1.5倍を目指す中期経営計画を打ち出しています。その“カギ”を握るとされているのが、まさにデリカミニ。従来のSUVや4WDとは異なり、女性や子育て世代が「等身大」で使えるアウトドアSUVへの期待は大きく、販売店には発売前から多数の問い合わせが寄せられています。
スターキャンプのようなリアルイベントで実車を目の前にできる場は、実際の生活に沿ったクルマ選びをサポートする絶好の場となっており、今後もこうした「体験重視」のマーケティング戦略が拡大すると見られます。キャンプやピクニック、週末の買い物など日常にも溶け込むデリカミニの多用途性が、家族の新たな“相棒”像をつくり出しているのです。
新モデル投入とともに、三菱ファンのコミュニティも一層盛り上がりを見せています。イベントを通じて寄せられた生の声や、仲間同士の共有体験が、今後の車づくりやサービス向上に活かされることでしょう。
まとめ:アウトドアから日常へ――未来へ広がるデリカミニと三菱の進化
新型デリカミニは、自動車としての性能とライフスタイル提案を両立し、現場から多くの支持を集めていました。三菱らしい“タフさ”をコンパクトサイズで実現しつつ、近年高まるアウトドア人気や女性の社会進出、家族の多様な過ごし方にしっかりと応える一台となっています。
スターキャンプ2025を通じて見えたのは、単なるクルマの展示会ではなく、ユーザー同士が情報交換し、会社側と直接意見を交わせる「共創の現場」。アウトドアと日常を結びつけるデリカミニは、まさに新時代のライフパートナーとしての存在感を放っていました。今後も、ユーザーの声を反映したモノづくりと、体験型イベントを通じたブランド価値の向上に注目です。