注目の若手・武田陸玖、DeNAでついにプロ初登板!
2025年10月1日、横浜スタジアムで行われたDeNA対ヤクルト戦において、DeNAベイスターズの若手左腕・武田陸玖(たけだりく)が待望のプロ初登板を果たしました。球団とファンが大きな期待を寄せてきた20歳の新星が、ついに一軍の舞台に立つ日がやってきました。
プロ初登板は4番手リリーフ 〜緊迫のマウンドで輝く〜
試合はDeNAが5-4と1点リードして迎えた6回、武田陸玖投手が4番手投手としてマウンドに登場しました。
先頭打者の中村悠選手には、最速145キロの直球をレフト前に打ち返されてヒットを許しましたが、続く西村選手を三ゴロ、田中選手を一ゴロに仕留めるなど、落ち着いたピッチングを披露。その後、2死二塁からは代打・鈴木叶選手に中前適時打を浴びて同点とされましたが、捕手・松尾選手の機敏な送球で盗塁を阻止したことで、最小失点で切り抜けました。
- 1回を投げて2安打1失点という内容
- 直球の最速は147キロを記録
- ピンチでも攻めの姿勢を貫き、チームを鼓舞
投打で期待された二刀流、今季は投手一本に専念
武田陸玖は投打の二刀流としても話題となった存在でした。外野手兼投手として入団し、1年目には野手としての可能性も示してきました。しかし、チームや本人の決断もあり、2025年9月4日に「投手に専念する」ことが発表されました。これによって今季は投手として1軍での勝負に臨むこととなりました。
2年目のシーズン最終戦という、プレッシャーのかかる状況で登板を果たしたことは、武田自身はもちろん、チーム関係者やファンにとっても大きな意味を持つ出来事です。「一番自信があるのはストレート。トップレベルの選手の中でどれだけ通用するか体験したい。しっかり攻めていきたい」と試合前に語った通り、堂々と渡り合う姿が印象的でした。
本人コメント「チームの力になりたい」 プロ初体験に臨む決意
プロ初合流、初登板にあたり武田は「楽しみしかない」「必ずチームの力になれるように頑張る」と前向きな決意を語っていました。1軍の雰囲気を肌で感じ、周囲の声援を力に変えながら、彼は自分の役割をまっとうしました。投手としてのポテンシャルと気持ちの強さは、今後の飛躍を感じさせます。
DeNA首脳陣・チームメートからの期待
チーム首脳陣も、投手としての専念以来、武田の成長には目を見張るものがあったと評価しています。特に、速球の力強さと投球の度胸は高く評価され、今後セットアッパー・勝ちパターンでの起用も視野に入れられています。
また、多くのチームメートが「これから一緒に頑張っていこう」と声を掛けていた様子も印象的で、ベンチでも笑顔が絶えませんでした。「彼ならやってくれる」との信頼は、既に若手投手陣の中でも群を抜いています。
ドラフトから現在まで、武田陸玖のプロフィールと歩み
- 兵庫県出身、2005年生まれ
- 高校時代は投打の主軸として活躍し注目される
- 2023年のドラフトでDeNAから指名を受け入団
- 1年目は二刀流としてのポテンシャルをアピール
- 2年目となる2025年、シーズン最終盤に投手へ専念
プロ入りの際には「自分の全てを出しきりたい」と語っていた武田。外野の守備や打撃センスも評価されていましたが、身体能力や高い適応力を活かす道として投手専念を決断。チームの方針と本人の強い意志が合致したかたちです。
ファンやメディアの注目度も上昇
プロ初登板となったこの試合には、多くの報道陣やファンが詰めかけました。試合後にはSNSなどでも「武田おめでとう」「堂々とした初マウンド」「これからのDeNAを引っ張ってほしい」などのコメントが溢れ、改めて高い注目度がうかがえます。スタンドでは武田の名前が刺しゅうされたユニフォームやタオルを掲げるファンの姿も目立ち、今季最後のホームゲームに彩りを添えました。
未来のエース候補、武田陸玖への期待
デビュー戦で冷静さと闘志を見せた武田ですが、本人も「これからが本当の勝負」と気を引き締めています。直球の強さ、変化球のキレ、そして打者との駆け引き――いずれも経験を積む中で成長していくポイントになります。チーム内外から「将来的には先発ローテーション入り、果てはエース候補として飛躍してほしい」との声も挙がっています。
シーズン最終戦でのプロ初登板、その意義は
シーズン最終戦という特別な舞台での登板は、武田にとっても、チームにとっても大切な経験となりました。勝敗だけでなく、来季につながる貴重な実戦経験です。DeNAは若手の起用にも積極的であり、将来のチーム作りの一環として今回の武田登板には大きな意義があります。
- チームが進める若返り戦略の一端を担う存在
- 一軍登板という経験が、本人の次のステップにつながる
- ファンにとっても、新たなスター誕生の瞬間
今後、さらなる飛躍が期待される武田陸玖選手。その成長から目が離せません。
【まとめ】武田陸玖が切り開く新時代のDeNA
1軍初登板を通じて武田陸玖が見せた強気の投球と誠実な人柄は、多くのファンとチーム関係者に希望を与えました。二刀流から投手へ――決断の背景には悩みもあったはずですが、「必ずチームの力に」と言い切るひたむきさが胸を打ちます。来季以降、DeNAの新世代投手陣をけん引していく存在となることは間違いありません。「武田がいるからこそ」「これからも応援したい」と、多くの声援に包まれて、若き左腕は確かな第一歩を歩み始めました。