NHK朝ドラ「ばけばけ」初回放送が高視聴率!文豪・小泉八雲の妻モデルに夫婦の絆と松江からの物語
「ばけばけ」ってどんなドラマ?
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)113作目となった「ばけばけ」が2025年9月29日にスタートし、初回の世帯視聴率は16.0%、個人視聴率は8.7%という好発進を記録しました。主演は髙石あかりさん。物語は、明治時代の文豪ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の妻・小泉セツさんがモデルで、愛と絆に満ちた夫婦の人生をやさしく描いています。
舞台は島根県松江。ヒロイン松野トキ(髙石あかり)が、時代の波に翻弄されながらも強く前向きに生きていく姿と、世界を巡る外国人英語教師ヘブン(トミー・バストウ)との出会い、そして夫婦として歩む日常を中心に、怪談好きな二人ならではの心の触れ合いが描かれます。
初回エピソードの内容と見どころ
- 松野トキは、武士階級が崩壊した明治日本で、家族とともに暮らす少女。貧しさの中でもユニークな物語への興味を育んでいます。
- 父・司之介(岡部たかし)が娘に明るい未来を送ってほしいと奮い立つ様子や、母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)など、しっかりとした家族の関係性も丁寧に描かれています。
- 異国からやって来た英語教師ヘブンは、異文化との出会いを象徴する存在。トキとの距離が、怪談好きという共通の趣味をきっかけに縮まり、夫婦の絆へと描かれます。
脚本は、オリジナル作品としてふじきみつ彦さんが手掛けており、歴史上実在した人物のエピソードと朝ドラらしい温もりがうまく融合されています。
視聴率から見る人気の理由
- 世帯視聴率16.0%は、近年の朝ドラ初回としては高水準。
- 過去作と比較しても安定した人気で、ファミリー層や幅広い年齢層に受け入れられていることが分かります。近年の初回世帯視聴率は大体16%前後で推移しており、「ばけばけ」のスタートは好印象と捉えられています。
- 直前作「あんぱん」最終回の世帯視聴率18.1%という記録とも相まって、朝ドラ枠の期待と盛り上がりが一層高まっています。
キャスト・スタッフについて
- 髙石あかりさんがヒロイン・松野トキ役
- トミー・バストウさんが八雲がモデルのヘブン役
- 父・司之介役に岡部たかしさん
- 母・フミ役は池脇千鶴さん、祖父・勘右衛門役は小日向文世さん
- 脚本はふじきみつ彦さん
このほか、地元松江でのパブリックビューイングやトークショーには岡部たかしさんも登場し、現場の熱気や地域の応援ムードにも注目が集まっています。
「大河ドラマ」との比較・読者の反響
本作「ばけばけ」は朝ドラ枠ながら、大河ドラマのような重厚感やドラマ性が話題となっています。特に北川景子さん、堤真一さんといったメインキャストの演技に、「光と影」を巧みに描く高い演出力が評価され、「これはまるで大河ドラマ…けれど朝ドラだ」という反響もSNSなどで広がっています。
- 家庭や地域、異文化、歴史の潮流というテーマで朝ドラの枠を超えたドラマ性が際立ちます。
- 長期的な連続ドラマとして、朝の時間帯ならではの優しさやぬくもりを保ちながら、重みのある物語展開は「朝から心に残る」と好評です。
「ばけばけ」はその世界観とヒューマンドラマ性から、「視聴者の日常の支え」となる作品に成長しそうです。
今後の放送と松江での盛り上がり
本作は
- 2025年9月29日スタート
- 2026年3月まで放送予定
- 月~金 朝8時(NHK総合)、BS・BS4Kは7時30分から
- 再放送やダイジェスト版も土日や平日昼間に展開
特に初回放送に合わせて、島根・松江ではパブリックビューイングとトークショーが開催され、岡部たかしさんが登壇。地元とテレビの一体感が新たな朝ドラとしての魅力と地域交流を生み出しています。
朝ドラとしての社会的意義
「ばけばけ」は、明治の日本・松江の風土や生活、異文化との出会い、西洋化の影響など、多彩なテーマを通して、人と人の絆、家族と地域、そして過去と現代の関わりをわかりやすく示しています。子供から大人まで興味を持てる柔らかな語り口と、重厚なストーリー展開を両立させた朝ドラです。
NHK朝ドラ枠は、幅広い視聴者の共感や地域活性化を目指す公共放送の使命とも結び付き、ドラマを通じて日本各地への興味や来訪者を誘う観光促進にも寄与しています。「ばけばけ」は島根・松江を舞台に、全国の視聴者の心に新たな想いを届ける作品となるでしょう。
まとめ
- 「ばけばけ」初回は16.0%の高視聴率でスタート
- 髙石あかり主演、異文化と夫婦の絆を明治の松江で描く
- 脚本家やキャストが地域イベントにも参加し、ドラマと地域の一体感を育む
- 大河ドラマのような重厚さと朝ドラの暖かさを兼ね備え、今後の展開にも期待が集まる