INIがイタリア・ミラノへ――アルマーニ50周年記念と最新ウィメンズコレクションを現地で体感

2025年9月下旬、世界のファッション業界が熱く湧いたミラノ。その最大の話題が、ジョルジオ アルマーニ(Giorgio Armani)ブランド設立50周年記念でした。50年という大きな節目を迎えたアルマーニは、数多のセレブリティやアーティスト、インフルエンサー、ファッション関係者たちをイタリア・ミラノに集結させ、壮大なアーカイヴ展とファッションショーを開催しました。

ジョルジオ・アルマーニ50周年記念――ミラノを彩る記念イベント

アルマーニ50周年記念の中心舞台となったのは、ミラノ随一の美術館であるブレラ美術館(Pinacoteca di Brera)。ここでは、1975年の創設以降の代表的なコレクションが集結する特別エキシビション「Armani/Archivio」が開催されました。今回の展示では、アルマーニのアーカイヴから選りすぐった150点が一堂に会し、ブランドが歩んだ美と革新の半世紀を、アートとともに感じられる構成となっています。

  • ミラノ・ファッションウィーク(9月24日~28日)に合わせて開催
  • 展示会場となったブレラ美術館では、初のファッション分野展示
  • 同美術館所蔵の芸術作品とアルマーニの服飾美が「対話」
  • 1975年創設から今日までの代表作が体系的に紹介

この展示はデジタルプラットフォームの「Armani/Archivio」と連動しており、過去の歴史だけでなく、未来へのクリエイションの礎としてファンや次世代クリエイターに発信されています。

記念ショー:2026春夏ウィメンズコレクション発表

そしてファッションウィーク最終日、9月28日の夜には、アルマーニの最新作「2026年春夏ウィメンズコレクション」がこの美術館の中庭で発表されました。

  • 歴史ある会場で、芸術作品とシンクロした演出
  • 繊細なカッティングやニュートラルカラー、ラグジュアリーな素材感など「アルマーニらしさ」満載
  • 過去のコレクションからの引用や進化も随所に感じられるショー構成

アルマーニ50年の歩みを辿るアーカイヴ・ルックに続き、未来を見据えた新作へとバトンが繋がれる瞬間でした。これによりアルマーニのヘリテージとイノベーション、エレガンスが再び世界に向けて発信されました。

話題の来場者たち――リチャード・ギア、RM、そして日本からINI

今回の記念イベントには、世界中から著名なゲストアーティストが会場を訪れました。そのなかでも注目されたのは、リチャード・ギア氏の出席です。往年のアルマーニの広告や映画『アメリカン・ジゴロ』などでも有名なギア氏は、アルマーニ50年のブランドDNAを象徴する存在のひとりといえます。

一方、世界的K-POPグループBTSのRMさんは、今回同時期に「ボッテガ・ヴェネタ」のコレクション会場で姿を見せ話題を集めました。それぞれのブランドが持つ「洗練」というメッセージが、異なる形でミラノの空気の中で交錯していたのです。

INI、ミラノで世界のファッションに触れる

これらの華やかなイベントに、日本の人気グローバルボーイズグループ「INI」もミラノに招待され、エンポリオ・アルマーニ(Emporio Armani)のコレクションショーを現地で鑑賞しました。

  • 現地ミラノの会場でファッションショーを間近に体験
  • アジアを代表する若手アーティストとして、現地メディアやファション業界関係者から相次ぐ注目
  • メンバーそれぞれがアルマーニのスタイルで洗練された装いを披露

この様子は日本のファンのみならず、世界中のファッションファンにも大きなインパクトを与えました。アルマーニという歴史あるブランドの節目に、今を代表する日本のアーティストが立ち会い、その場のエネルギーを体感したことは、INIの国際的な存在感を一層高める出来事となりました。

ファッションとアートの対話――ブレラ美術館で生まれた新たな記憶

会場となったブレラ美術館は、イタリア・ルネサンスの名画やヨーロッパ美術を所蔵する伝統的な空間です。今回は、そこにアルマーニが育んだ服飾美術が加わり、美術館所蔵の絵画とアルマーニのアーカイヴとが対話する、かつてないコラボレーションが実現しました。

ミラノ・ファッションウィーク、50年分のアルマーニの歩み、最新のコレクション、そして現地の空気を感じる世界中のゲストやINIのような新世代アーティスト――その全てが融合した9月下旬のミラノは、まさに「ファッションとは文化そのものであり、時代を映す鏡」であることを全世界に示しました。

まとめ――アルマーニ50周年、そして新しい時代の幕開け

今回のアルマーニ50周年イベントは、単なる記念行事ではありませんでした。ブランド創設者ジョルジオ・アルマーニの美意識・理念は未来へと確かに受け継がれ、新しい才能や異文化との出会いによって、ますます多様で自由な”美”が生まれていることが確認されました。
日本のINIが現地で体験した「本物のファッションの息吹き」は、彼らのクリエイションにも新しい刺激を与えることでしょう。そしてこれからも、イタリアと日本、ファッションとアート、伝統と革新を繋ぐ架け橋としてアルマーニがどのような未来を描いていくのか、多くの人が注目しています。

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