吉本興業 宮川大輔ら70人の芸人がSDGsショートムービー「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」に出演!
2025年9月25日、吉本興業株式会社は、総勢70人の芸人が出演するSDGs啓発ショートムービー「世界を救う〆切せまる。for SDGs 2030」を全38本、公式YouTubeチャンネルとX(旧Twitter)で一挙公開しました。この動画プロジェクトは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成期限となる2030年まで残り5年となった今、より多くの人にSDGsを身近に感じ、考えるきっかけを提供することを目的としています。
プロジェクト概要と発表の背景
SDGsは「誰一人取り残さない」を理念に掲げ、国連で2015年に採択された世界共通の目標です。地球規模での貧困、環境問題、平等、福祉、経済発展など多岐にわたる課題解決を目指し、2030年までに達成を目指しています。しかし、その認知度や理解は、依然として幅広い層に十分浸透しているとは言えません。
吉本興業は2017年から、国連広報センターの協力のもと、芸人の力を活用したSDGs普及活動に取り組んできました。今回発表された新プロジェクトは、その第2弾として誕生し、笑いと共感を通じてSDGsを分かりやすく伝えることに挑戦しています。
出演芸人とショートムービーの特徴
- 出演者:千原ジュニア、宮川大輔、ケンドーコバヤシ、見取り図、マユリカ、野性爆弾くっきー!、バイク川崎バイク、ケンドーコバヤシ、RG など、ベテランから若手まで総勢70名
- ムービー構成:全38本、それぞれに異なる組み合わせとテーマが設定
- 舞台:レトロな喫茶店が共通の舞台設定
- 内容:芸人たちがコンビの枠を超えたやりとりを展開し、日常の身近な出来事や悩みを通してSDGsの目標を楽しく、親しみやすい形で伝える
- 公開日程:2025年8月19日から1日1本ずつ公開し、SDGs記念日である9月25日に全動画が公開
主な収録エピソード
- 千原ジュニア×宮川大輔「中締め」篇
- ケンドーコバヤシ×吉村崇「まだ終わってない」篇
- 盛山晋太郎×エース「チャリ」篇・「もっと話さなきゃ」篇
- 津田篤宏×嶋佐和也「フィンランド」篇
- バイク川崎バイク×村上「SDGsってなんの略」篇
- 藤本敏史×板倉俊之「持続可能性」篇
- くっきー×RG「半分こ」篇
- おいでやす小田×小田結希「ODA」篇
- 他、バラエティ豊かな顔ぶれによる38本
プロジェクトに込められた思い
SDGsの17の目標は、豊かな地球を維持しながら、貧困や格差、気候変動、ジェンダー平等など社会の様々な課題に取り組むものです。しかし一般の方にとって、その内容は難解に感じられることも少なくありません。
今回のショートムービーは、「身近な人との対話」や「ちょっとした気付き」の形で、観る人が自分ごととして考えられるよう脚本・演出されています。
例えば、レジ袋やエコバッグ、食べ物の無駄遣い、男女の役割分担など、誰もが日常で感じる小さな問題をおもしろおかしく描写しつつ、「なぜそれが大事なのか」「どうすればよいのか」を自然と伝える工夫が随所に施されています。
宮川大輔さんの印象的な役割と発言
宮川大輔さんは、千原ジュニアさんと共演の「中締め」篇のほか、複数のエピソードで中心的な役どころを務めています。
イベントでのインタビューでは、「難しいテーマも、ふだんの自分たちのやりとりを通して面白く伝えられるのが芸人の強み。一歩でもみんながSDGsを考えるきっかけになれば」と語っていました。
他の出演芸人も、「芸人が真面目に社会貢献…って肩肘張るより、普段どおりのボケとツッコミで柔らかく伝える方が絶対に伝わる」とコメント。
クイズキャンペーンの実施について
- 全38本の動画の中に散りばめられたヒントをもとに、全7問のクイズに挑戦できる企画を実施
- 吉本興業LINE公式アカウントから参加可能
- 全問正解者の中から抽選で50名にオリジナルバスタオルが当たる
- 参加者全員にオリジナル画像をプレゼント
クイズは参加者が動画をより深く視聴するきっかけとなるとともに、SDGsの各項目について自ら考えてみる良い機会になっています。
視聴者・ファンの反応
公開と同時にSNSでは「普段SDGsって言われると難しいけど、芸人さんたちの掛け合いでスッと理解できた」「短いのに考えさせられる」「宮川大輔さんの人柄がにじみ出ていて和んだ」など、多くの前向きな感想が寄せられました。
特に若者層や家族層からは「親子で一緒に見て話し合える」「学校でも取り上げてほしい」といった声が上がっています。
プロジェクトが社会に与えた影響と今後
TVやネットで話題となったことで、「SDGs」という言葉がより世の中に浸透。特にお笑いファンやZ世代を中心に、「まずは身近な一歩から始めよう」とする空気が醸成されています。
プラごみ削減や食品ロス対策、教育、健康、働き方など、さまざまな分野で自分にもできることが自然と話題になり始めているのは、この取り組みの大きな成果の一つです。
吉本興業は今後もSDGs関連の啓発活動に積極的に関わる方針で、「お笑い×社会課題」による新たなアプローチに期待が寄せられています。
さいごに 〜笑いと共感でつなぐ未来〜
SDGsの目標達成まで、残された時間は5年。社会のさまざまな課題に直面している今だからこそ、難しく考えず、まずは楽しみながら「自分にできることは何か」を考え始めることが大切です。
宮川大輔さんはじめとする芸人たちのメッセージが、年齢や立場を超えて多くの人の心に届くことを願っています。