Netflixがメジャーリーグと歴史的契約!2026年開幕戦「ヤンキース対ジャイアンツ」など独占生配信へ
MLBとNetflix、スポーツ配信の新時代を切り開く
2025年9月25日、米大リーグ(MLB)と動画配信大手Netflix(ネットフリックス)は、2026年のMLB開幕戦「ヤンキース対ジャイアンツ」などを対象にした独占配信契約を結んだことが大きな話題を呼んでいます。この契約により、2026年MLB開幕日の試合は地上波や他のサブスクリプション配信サービスでは視聴できず、Netflix会員のみがライブおよびオンデマンドで視聴可能となります。
これまでのMLB中継と大きく違う点
- これまでMLBの開幕戦や主要試合は、地上波テレビやスポーツ専用チャンネル、Amazon Primeなど複数のプラットフォームで放送・配信されてきました。
- 今回はNetflixがMLB開幕戦を含む重要試合のライブ配信で独占権を獲得。Parnoldな視聴環境の変化です。
- Netflix加入者は、スマートテレビ・パソコン・スマホ・タブレットなどあらゆるデバイスから好きな時間に視聴可能です。
史上初!Netflixの完全ライブ配信参入、その背景とは
これまでNetflixは、ドキュメンタリーやスポーツ関連コンテンツの制作・配信実績は豊富でしたが、リアルタイムスポーツのライブ配信は世界的にも新たな挑戦です。
Netflixは2024年、アメリカ国内のプロレスWWEやボクシング世界戦のライブ配信で成果を上げており、そのノウハウを活かしてMLB開幕カードの配信でも安定かつ高品質なライブストリーミングを提供することが期待されています。
2026年MLB開幕戦「ヤンキース対ジャイアンツ」の注目ポイント
- MLBの「開幕戦」はアメリカ国内外で最も注目を集める一戦。今回はニューヨーク・ヤンキースとサンフランシスコ・ジャイアンツという伝統ある人気球団同士の対決。
- 両球団とも、スター選手の在籍や充実したチーム事情から、世界中の野球ファンの視線が集まります。
- 新たな中継プラットフォーム移行により、視聴インフラやファン体験がどう変わるのかも大きなポイントです。
なぜNetflixが選ばれたのか?MLBのねらい
近年メディア消費の中心が「ストリーミング+オンデマンド」に移行する中、MLBは新たなファン層・若年層へのリーチ強化を狙っています。Netflixは日本を含むグローバルで億単位のユーザー基盤を持ち、スマートテレビやモバイル、PCですぐに試合を楽しめる利便性も大きな魅力です。
また、地上波・ケーブルテレビ契約を持たない「サブスク世代」へリーチすることで、より幅広い層に野球の魅力を訴求できると期待されます。
日本での視聴方法は?
Netflix会員なら追加料金なしでライブ視聴・見逃し配信が楽しめます。広告付プラン、スタンダード、プレミアムなど全プランが対象で、テレビの大画面からスマホまで自在。
これまで日本では地上波と有料専門チャンネルが野球中継のメインでしたが、これからはNetflixが新たなスタンダードとなる可能性が高まります。
WBC2026との関連:Netflixスポーツ配信の拡大戦略
この発表と並行して2026年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)もNetflixが日本国内で独占配信(47全試合LIVE&VOD)することも決定。MLB主催の国際大会として注目度も高く、「侍ジャパン」をはじめ世界のスターが集結します。
NetflixによるWBCの完全ライブ&オンデマンド配信は史上初。大会期間中は、朝から夜まで47試合をどこからでも視聴でき、野球ファンには大きな朗報でしょう。
なぜ今、配信プラットフォームの競争が激化しているのか
- スポーツ中継権は放送局や配信会社の「顔」とも言える目玉コンテンツ。
- 既存の地上波や衛星放送、amazonなどの配信サービスと、グローバル大手Netflixの争いは今後も拡大。
- ファン側にとっては「好きなスポーツをどのサービスで観られるか」が重要な選択基準になっています。
地上波中継からサブスク主流へ――そのインパクト
従来、野球中継は地上波や有料専門チャンネルが長く主役でした。今回はNetflixが全試合配信の独占権を持つため、2026年開幕戦やWBC期間中に地上波で観られない可能性が高い点も、SNSやファンの間で賛否が分かれるポイントになっています。
一方で、オンデマンド再生やマルチデバイス視聴、高画質配信など、これまでにない自由度・快適さを享受できる点は大きな魅力です。
ファンの反応と今後への期待
- 野球好き、特に最新のネット環境に親しんだ若い層からは、ライブ・オンデマンド配信の期待が高まっています。
- 一方で、ネット環境に不慣れな高齢者や、テレビのみ派からは地上波中継の消滅に戸惑う声も。
- 今後は「テレビでもNetflix見られる」「家族で一緒に観る新たなスタイル」など、さまざまな楽しみ方が広がりそうです。
MLB・Netflix幹部のコメント
MLB副コミッショナー ノア・ガーデン氏は「伝統ある野球に革新をもたらし、より多くのファンが自身のスタイルでMLBやWBCの興奮を味わえる」とコメント。
Netflixコンテンツ担当副社長サカモト氏も「すべてのファンが今の生活に合った形で野球の素晴らしさを体験できるようにすることが我々の目標」と意気込みを述べています。
まとめ
- NetflixがMLB開幕戦などの独占配信権を獲得したのは、スポーツ中継の歴史的転換点。
- 2026年はNetflixで開幕戦、そして春のWBC全試合も楽しめる。
- 野球観戦の新しい「当たり前」が始まりそうです。