『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』本予告&ポスター公開!新章到来の壮大な戦い

シリーズ最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』とは

ジェームズ・キャメロン監督が手掛ける世界的な映画シリーズ『アバター』の第3作目となる『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』が、2025年12月19日に日米同時公開されることが発表されました。本予告映像と本ポスターが公開され、ファンの間で大きな話題となっています。

本作は、前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に続き、神秘の星パンドラを舞台に、ナヴィと人間の壮絶な戦いを描きます。主人公ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)は、ナヴィの女性ネイティリ(ゾーイ・サルダナ)と家族を築き、彼らと共に平和な日々を送っていました。しかし、かつての敵である人間クオリッチ大佐(スティーヴン・ラング)が再び登場し、物語は一層深い人間とナヴィの対立へと発展していきます。

予告編の内容:新たな部族と怒りのナヴィ

今回の予告編では、シリーズ初登場となるナヴィの新たな部族“アッシュ族”が描かれています。アッシュ族のリーダーヴァラン(ウーナ・チャップリン)は、激しい怒りを胸に、枯れ果てた山を背景に「救いを求めたのに、エイワに見放された」などの言葉を投げかけます。「炎は山からやってきて、森を焼き尽くした」と語る彼らは、神秘の存在“エイワ”に対する苦悩と怒りを抱えています。

ジェイク・サリーたちが率いる“オマティカヤ族”が敵陣に飛び込む空中戦や、“灰の民”アッシュ族が炎を駆使して立ち向かう場面、さらには人間による最新戦闘機の大規模攻撃など、圧倒的なアクションシーンが次々と展開されます。シリーズ最大級のスケールで描かれる、命を懸けた壮絶な戦いが予感される映像となっています。

『アバター』シリーズの歩み

  • 第1作『アバター』(2009)は全世界歴代興行収入ランキング第1位を記録し、映像美と物語性で映画史にその名を刻みました。
  • 第2作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022)は水と海の神秘を舞台に描き、シリーズの可能性を広げました。
  • 最新作『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』では、森、海に続き“炎”の要素が重要なテーマとなっています。

パンドラの土地に住むナヴィたちは、自然と共存し調和を保って生きてきました。しかし、人類による資源開発や侵略の脅威が彼らの平和を脅かし続けています。ジェイクは自らの人生や家族を守るため、ナヴィとしての誇りを懸けて戦い続けています。

本ポスターのビジュアル

今回公開された本ポスターでは、燃え盛る炎の中でジェイクたち主要キャラクターが力強く描かれ、壮大な戦いの幕開けを予感させます。ポスターはシリーズ共通の幻想的な色使いや、パンドラの神秘的な自然美を強調しながら、アッシュ族や新たな敵による不穏な空気も伝えています。

ジェームズ・キャメロン監督のコメント

ジェームズ・キャメロン監督は、これまでのシリーズと同様に「生命の尊厳」「地球環境」「人間と先住民族の共存」といったテーマを根底に据えていると語っています。今作『ファイヤー・アンド・アッシュ』では、炎と灰を象徴するアッシュ族の苦悩や怒り、人間側のさらなる科学技術の進歩と戦闘描写を通じて、パンドラの未来と生命の在り方が問いかけられます。

  • 監督・製作・脚本:ジェームズ・キャメロン
  • 出演:サム・ワーシントン(ジェイク・サリー)
  • ゾーイ・サルダナ(ネイティリ)
  • シガーニー・ウィーバー
  • ウーナ・チャップリン(ヴァラン)
  • スティーヴン・ラング(クオリッチ大佐)他

注目ポイント:最新予告編とシリーズ振り返り上映

新作公開を記念して、1作目『アバター』が9月26日から、2作目『ウェイ・オブ・ウォーター』が10月3日から、全国劇場で1週間限定の3D再上映が決定しています。この再上映では、壮大なパンドラの世界を大スクリーンで再体験できる貴重な機会となっています。

物語の核心:アッシュ族の登場と人間との対立

これまでのシリーズでは、ジェイクがナヴィとしてのアイデンティティを確立し、人類の侵攻から家族と種族を守ってきました。今回の『ファイヤー・アンド・アッシュ』は、エイワに見放されたアッシュ族の悲劇に迫り、シリーズ初のナヴィ側の“悪役”ヴァランが強烈な個性を放つ重要な役割を果たします。

ヴァランは、かつて平和だった自分たちの森を炎で焼き尽くされた過去を語り、エイワによる救済も受けられなかった絶望から、人類と結託しようと動き出します。これにより、パンドラ全体を巻き込んだ、ナヴィ同士の対立と複雑な人間関係が描かれます。

ジェイクとオマティカヤ族は、家族や部族を守るために、アッシュ族・ヴァラン、そして再び現れたクオリッチ大佐率いる人類との戦いに立ち向かいます。シリーズ史上もっとも壮大な戦いが迫っているのです。

作品が伝えたいメッセージ

  • 環境破壊と再生の物語
  • 共生の大切さや多様性への理解
  • 人間とナヴィ、さらにはナヴィ同士の葛藤と和解の可能性

『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、壮大な世界観を持ちつつも、現代社会において環境問題や多様な価値観の共存へのメッセージを伝えています。攻撃と防御、怒りと許し――それぞれのキャラクターが抱える思いが物語に深みを与えています。

公開・上映情報まとめ

  • 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』:2025年12月19日(金)日米同時公開
  • 第1作『アバター』:9月26日より1週間限定3D再上映
  • 第2作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』:10月3日より1週間限定3D再上映

今後の展開と期待

最新作の本予告、ポスター公開を踏まえ、今後はより詳細な物語やキャラクターの関係性、新たな技術を駆使した映像表現などが明かされていく見込みです。ジェームズ・キャメロン監督によるメイキング映像やキャストコメントなどにも注目が集まっており、公開が近づくにつれ盛り上がりはさらに加速するでしょう。

映画『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、シリーズ最大のスペクタクルと深いドラマ性を兼ね備えた超大作として、日本全国の映画ファンから熱い期待が寄せられています。ナヴィと人間、そしてアッシュ族の戦いの行方――2025年冬、壮絶なドラマが待っています。

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