舘ひろし&クールス、デビュー50周年──キングレコード時代の名盤10作がついにサブスク解禁!

デビュー50周年、時代を超える伝説が蘇る

日本ロック界のレジェンド、「クールス」とその初代リーダー舘ひろし。2025年9月21日、2人にとって大きな節目となるデビュー50周年を迎えました。その記念すべき日に、キングレコード時代の名盤10作品が音楽サブスクリプションサービスへ一挙解禁となりました。半世紀を超えて愛される音とその背景、そして世代をつなぐバンドと歌手の歩みをわかりやすく紐解きます。

50年の歩み──“クールス”と舘ひろしのはじまり

クールスは、もともと東京・原宿を拠点に活動していたバイクチーム「クールス」から生まれたバンドです。1975年に伝説のバンド「キャロル」の解散コンサートに親衛隊として参加したことをきっかけに注目を浴び、同年9月21日にシングル「紫のハイウェー」、1stアルバム『-黒のロックン・ロール- クールスの世界』でレコードデビューを果たしました

メンバーは舘ひろし(Vo)、水口晴幸(Vo)、村山一海(Vo)、ジェームス藤木(Gt)、飯田和男(Gt)、大久保喜市(Ba)、佐藤秀光(Dr)、梅村光男(Gt)という個性豊かな8人。
革ジャンにリーゼントのファッション、アメリカンオールディーズ志向のロックンロールをメインに据えたスタイルは、当時の若者たちの憧れとなり、圧倒的な支持を受けました

クールス・キングレコード時代の5作品がサブスク解禁

  • 伝説の1stアルバム『-黒のロックン・ロール- クールスの世界』(全曲編曲:近田春夫 / プロデューサー:ジョニー大倉、作曲:矢沢永吉ほか)
  • ライブ盤やオリジナルアルバムなど、計5作品がラインナップ
  • エネルギッシュで硬派、1970年代の日本ロック史を牽引した楽曲群

これらの楽曲は、当時の熱狂と情熱、時代の空気をダイレクトに伝えており、今のリスナーにも新鮮な驚きと興奮を与えてくれます

舘ひろしソロ時代の5作品もサブスクに登場

  • クールス脱退後に発表されたアメリカ・ナッシュビル録音盤や稀少シングルなど、合計5作品が配信
  • 全く新しい舘ひろしの魅力──渋さ、スケール感、哀愁漂うメロディ
  • 舘ひろしの音楽を知らなかった若い世代にも、“大人のロック”としての個性が響く内容

これらソロ作品は、役者・タレントとしてだけでなくミュージシャンとしても輝き続ける舘ひろしの原点であり、新たな一面を知る絶好の機会となっています

音楽を彩る人々と時代背景

  • プロデューサージョニー大倉、編曲家近田春夫、作曲者としても知られる矢沢永吉など、多彩な才能が結集
  • 1970年代「日本のロックンロール」ムーブメントの象徴として、日本の大衆音楽史に深い足跡を残す
  • 革ジャン、バイク、リーゼント…“不良”の美学と青春のエネルギーが詰まった世界観

クールスは音楽だけでなく、そのファッションセンスやライフスタイルそのものが社会現象となり、日本の若者文化に強い影響を与えました。「不良」「自由」というキーワードをリアルに体現した存在です。

50年を経ても色褪せない“クールスらしさ”と舘ひろしのカリスマ

クールスと舘ひろしの魅力は、なんと言っても「変わらない格好良さ」にあります。時代が変わっても、彼らの音楽とファッション、佇まいは色褪せることなく、多くのファンにとって“永遠の憧れ”として輝き続けています。

また、俳優・タレントとして知られる舘ひろしですが、ロックンローラーとしての彼の姿は未だにファンの心に深く刻まれています。それは、一時代を築いた“本物”だけが放つ説得力があるからに他なりません。

世代を超えて楽しめるサブスク解禁──今こそ聴きたい名曲たち

今回、サブスクでの配信解禁により、当時リアルタイムで体験できなかった若い世代や、久しぶりに当時の空気を味わいたいオールドファンも、手軽に音楽を楽しめるようになりました。聴けば聴くほど、細部に宿るこだわりや、時代を切り裂くパッションが感じ取れます。

  • 初めて聴く人へ:まずは1stアルバム『-黒のロックン・ロール- クールスの世界』がおすすめ。
  • ファンには:当時のライブ録音、ソロ楽曲などレアトラックも新たな発見に。
  • 家族や仲間と:世代を超えて語り合いながら、50年の軌跡を共有しましょう。

クールス&舘ひろし 50周年サブスク解禁作品一覧

  • クールス:キングレコードリリースのアルバム5作(1st アルバム含む)
  • 舘ひろし:ソロ名義のアルバム4作+未収録シングル1作

この10作品は、各種ストリーミングサービス(Apple Music、Spotify、LINE MUSIC、Amazon Musicなど)で配信中。リスナーからの再評価や、新たなつながりが生まれることが期待されています。

音楽史に刻まれる「今」、そしてこれから

こうしたサブスク解禁によって、クールスと舘ひろしが歩んだ50年に手軽にアクセスできるようになりました。音楽は時代を超えて受け継がれ、世代や国境も超え、私たちの心に響き続けます。どの楽曲にも、50年間変わらず宿り続けた魂があります。ぜひ、一度そのサウンドに耳を傾けてみてください。

リアルな時代の空気、自由への憧れ、音楽によるコミュニケーション──今、この瞬間も、舘ひろしとクールスが走り出したあの“ハイウェイ”は、広がり続けています。

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