米津玄師×宇多田ヒカルが彩る『チェンソーマン レゼ篇』——映画動員1位獲得!「鬼滅」を抜いた週末の熱狂
映画『チェンソーマン レゼ篇』が初登場1位——アニメ映画界に新たな旋風
2025年9月19日から全国公開された『劇場版 チェンソーマン レゼ篇』が、同週末における映画動員ランキングで初登場1位を獲得しました。3日間で動員80万7000人、興行収入12億5100万円という圧倒的な数字を叩き出し、これまで長らく首位を保持してきた『鬼滅の刃』の新作を首位から引き落とす快挙となりました。
原作は藤本タツキ氏の連載中人気コミックであり、シリーズ累計発行部数は3,000万部を突破。2022年にTVアニメとして放送され、国内外で高い評価を獲得した本作ですが、今回映画化された「レゼ篇」は原作ファンからも“伝説のエピソード”として熱狂的な支持を集めてきた部分です。
映画の制作にはTVアニメ版でもアクションディレクターを務めた吉原達矢氏が監督として再登板。アニメスタジオMAPPAによる圧巻の映像美と、原作への深いリスペクトが感じられる演出が大きな反響を呼んでいます。
米津玄師×宇多田ヒカル、奇跡のコラボ——主題歌・エンディングが大きな話題に
音楽面でも注目が集まっています。TVアニメ版のOPを手掛けた米津玄師が今回の劇場版主題歌を担当し、エンディングテーマでは米津玄師×宇多田ヒカルという豪華なタッグが実現。新アーティスト写真の公開とともに、ED曲「JANE DOE」の配信もスタートし、映画ファンのみならず音楽ファンの間でも大きな話題となりました。
ふたりの持ち味が融合したEDは、物語の余韻を一層深く残すと評判で、配信開始直後からSNSでは「最高の邂逅」「映画の感情が倍増した」など賛辞の声が相次いでいます。
名台詞も話題——「おれは、おれのことが好きな人が好きだ…」が胸に響く
「レゼ篇」といえば、デンジとレゼの危うく切ない関係性が物語の核。映画の中でも、デンジの「おれは、おれのことが好きな人が好きだ…」という台詞は多くの観客の心に残りました。
映画評価サイトでのレビューでは「この台詞で涙が止まらなかった」「デンジの不器用な生き方が浮かび上がる名セリフ」と絶賛されているほか、キャラクター性の奥深さが繊細に描かれたシーンに共感が広がっています。
映画ランキングと他作品の動向
- 1位 劇場版 チェンソーマン レゼ篇
- 2位 劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来
- 3位 8番出口
- 4位 ブラック・ショーマン
- 5位 国宝
- 6位 映画キミとアイドルプリキュア♪お待たせ!キミに届けるキラッキライブ!
- 7位 宝島
- 8位 ひゃくえむ。
- 9位 カラダ探し THE LAST NIGHT
- 10位 劇場版TOKYO MER-走る緊急救命室-南海ミッション
劇場版「鬼滅の刃」は、公開から10週目で累計動員2362万人、興収340億円を突破し、根強い人気を見せています。しかし今回、「チェンソーマン」が初登場で1位の座に輝き、アニメ映画業界に新たな歴史が刻まれました。
同じく話題となった「宝島」は7位、「ひゃくえむ。」は8位スタートと、国内アニメーション映画の多様性がランキングからも感じられます。
映画『チェンソーマン レゼ篇』が証明したもの——米津玄師の存在感と新たな可能性
アーティストとしての活動は、米津玄師が益々存在感を発揮し続けています。TVアニメ版オープニングで一躍「チェンソーマン」=米津玄師のイメージを確立した彼が、劇場版でも主題歌を担当。また、宇多田ヒカルとのコラボでEDも制作し、新アーティスト写真の公開、配信スタートは、音楽界においても大きな出来事となりました。
楽曲「JANE DOE」は、“チェンソーマンらしさ”と“米津玄師らしさ”、そこに宇多田ヒカルの色を見事に融合した作品だと絶賛されています。映画と楽曲の間で生まれるシナジーが、物語への没入感を強め、ヒットの要因として語られています。
観客・ファンの反応——映画レビューとSNSの熱気
映画レビューサイトやSNSでは、レゼ篇のキャラクター同士の心の揺れや、原作への深いリスペクト、MAPPA制作の映像表現を賞賛する声が続出しています。デンジの名台詞から感じる切なさ、米津玄師×宇多田ヒカルによる音楽が強く記憶に残ると、多くのユーザーが語っています。
「チェンソーマンの新しい一面が描かれていて良かった」「米津玄師と宇多田ヒカルの2人の世界観が映像にぴったり」「原作からのファンでも納得のクオリティ」など、幅広い層から支持されていることが、ランキング結果からも見て取れます。
また、映画の感想として「デンジとレゼ、2人の関係の美しくも破滅的な展開に涙した」「ラストのEDで感情が込み上げた」といった内容が目立ちます。米津玄師の表現力と、宇多田ヒカルの透明感あるボーカルが、チェンソーマンの世界を更に豊かにしました。
まとめ——米津玄師が牽引する“新・チェンソーマンブーム”
2025年秋、アニメ映画界にまた新たなブームが到来しました。米津玄師×宇多田ヒカルという二人のアーティストが彩った『チェンソーマン レゼ篇』は、国内外のファンを熱狂させています。原作・映像美・音楽・声優陣が一体となり、エンターテインメントの可能性を広げる一作となりました。
今後も「チェンソーマン」シリーズがどのように展開していくのか。米津玄師の音楽と共に、アニメ界のさらなる飛躍が期待されます。