さくらインターネットが生み出す新しい共創のかたち ― グラングリーン大阪「JAM BASE」との取り組み
1周年を迎えたグラングリーン大阪「JAM BASE」
2025年9月、グラングリーン大阪のイノベーション拠点「JAM BASE」が、開業1周年という節目を迎えました。グラングリーン大阪の中心施設である「JAM BASE」は、スタートアップ、大企業、大学、金融機関、行政など、300社を超える多様な企業・団体、1,000人を超える人々が集い、日々新しい共創とイノベーションの芽が生まれています。
この場所では、毎月恒例の会員交流イベント「JAMMING PARTY」や、企業・個人の垣根を超えてアイデアを交換し合う仕組みが築かれており、会員数は300社を突破。これまでにさまざまな業界の挑戦を支え、地域と世界をつなぐ新規事業やプロジェクトが生まれてきました。
さくらインターネットとJAM BASEの共創支援プログラム
同施設を拠点に、さくらインターネット株式会社が積極的な共創支援プログラムを展開しています。一例として、「Blooming DRIVE with JAM BASE」という共創型アクセラレーションプログラムがあります。これは3ヶ月間、企業の新規事業開発やスタートアップの事業ブラッシュアップに寄り添い、仮説検証や実証実験を伴走支援する内容です。
さくらインターネットは、施設運営の中核となる一般社団法人コ・クリエーションジェネレーターや、イノベーション支援機関である一般社団法人うめきた未来イノベーション機構と連携し、関西から世界へ向けた新たなイノベーションの創出を目指しています。これらのプログラムを通じて、スタートアップ、大手企業、自治体、大学など多様なプレイヤーが共創エコシステムの中で活躍できる場が築かれています。
大阪・JAM BASEで議論される「成長戦略」とロボット領域の潜在力
2025年、ジャムベースでは新興企業による成長戦略に関する活発な議論が進められています。特にロボット技術分野において、「日本には世界に誇れる潜在能力がある」と評価され、参加各社からは成長産業としての期待、社会実装に向けた技術開発、国際競争力強化に向けた具体策などが提案されています。大阪のこの拠点が、「イノベーションのハブ」として各業界の連携をサポートし、ビジネス創出につながる基盤として機能しています。
このようなイベントでは、グラングリーン大阪の特色である「多様な人々が交わることでアイデアが生まれる」という理念が実現されており、スタートアップだけでなく大企業も巻き込んだオープンイノベーションが促進されています。
ジャムベースの1周年イベントとその意義
2025年9月には、「JAM BASE」開業1周年記念イベント「JAMMING FES 2025」が開催されました。このイベントでは、約300社・1,000名以上の参画者が参加し、会員同士の交流、ビジネスマッチング、アイデアピッチ、国内外投資家イベント「JAM EXPO」など、多彩なプログラムが実施されました。特に、他業種・多国籍の参加者が一堂に会することで、業界の枠を超えた新たな発見や協業の可能性が広がっています。
- NewsPicksタイアップ企画や、海外機関投資家との連携イベントなど、外部からの参加も可能で、より広範なイノベーションの起点となっています。
- 参画者の分類は、スタートアップ、ベンチャー企業、大企業、金融・VC、行政・大学など多岐にわたり、年々その多様性が増しています。
- ジャムベース会員同士の交流により、出会いから生まれるプロジェクトや新規事業案が多数創出されています。
オープンイノベーションを支えるさくらインターネットの役割
さくらインターネットは、JAM BASEに本社機能を設けるとともに、自社技術リソース・ネットワークを活用した「オープンイノベーション」の促進に力を入れています。2025年には「OSAKA WEB SUMMIT」などの技術・業界イベントを主催し、ウェブの未来、地域発信のトレンド、最新のIT/スタートアップ情報を大阪から全国、世界へと発信しています。
ITやインターネットの基盤開発に強みを持つさくらインターネットが起点となることで、JAM BASEのプログラム提供、アクセラレーション、技術支援、実証実験など、広範なバックアップ体制が整い、入居企業・会員がより手厚いサポートを受けられる環境が整っています。
未来へつながるJAM BASEとさくらインターネットの共創エコシステム
JAM BASEの1年間で見えてきたのは、「多様性から生まれる価値創出」と、外部連携を通じて拡大する共創エコシステムの姿です。
「JAM BASE」では今後も、起業家やイノベーター、大企業・地域コミュニティ・教育機関・行政まで、多様なプレイヤーが交わり合うことで新たなビジネス創出を生み出す場として、関西を基点にグローバルな成長を目指していきます。
一周年を記念した交流イベントでも、参加者からは「多様な業種・立場が一堂に会することで自分たちの価値が拡がり、想定外のシナジーが生まれる」「JAM BASEならではのオープンな雰囲気が、誰もが挑戦しやすい空間になっている」といった声が寄せられました。
今後も、さくらインターネットのIT支援を核としたイノベーション、そしてJAM BASEのコミュニティ・ネットワークを活かした新たなビジネスや社会価値の創出に、大きな期待が寄せられています。
まとめ:大阪から広がる共創・イノベーションの現場
さくらインターネットとグラングリーン大阪「JAM BASE」が共に創り上げる未来――その先には、多様な企業や個人が自由に交わり、技術とアイデアを掛け合わせながら、日本発のイノベーションを世界へと広げる挑戦が続きます。
「JAM BASE」1周年は、そのスタート地点。今後も大阪から次世代のスタートアップ産業、新規事業、地域社会の活性化につながる取り組みが一層進化していくことでしょう。