V・ファーレン長崎 名倉巧選手支援募金活動の全記録とファン・クラブの温かい連帯

V・ファーレン長崎の名倉巧選手を支援するため、2025年8月下旬から9月初旬にかけて、Jリーグ各地やクラブ主導、そしてファンの自発的な枠を超えた多くの募金活動が展開されました。
本記事では、支援の経緯や募金活動の詳細、ファンとクラブがともに作り上げてきた連帯の物語と、名倉選手への想いが込められた「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」の全貌を、分かりやすく丁寧にご紹介します。

名倉巧選手の病気療養とクラブ発表

2025年8月31日(日)、明治安田J2リーグ第28節 ジュビロ磐田戦の開催日、名倉巧選手が病気治療のためにチームを離脱することが公式に発表されました。
この知らせは瞬く間にサポーターの間で広がり、多くのファンやサッカー関係者が名倉選手の一日も早い回復を願う声を寄せました。

「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」の発足

名倉選手の回復を願い、ファン・クラブ運営・他クラブが一体となってサポート体制を築きました。その中心となったのが「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」です。
本プロジェクトは、背番号14の名倉選手にちなんで名付けられたもので、募金活動を窓口とし、寄せられた善意はすべて選手本人に届けられる仕組みになっています。

各地で広がる支援募金活動:詳細報告

ここからは、募金活動が行われた試合・会場、参加者や具体的な金額、集まった想いについて細かくお伝えします。

8月23日 FC琉球カマタマーレ讃岐戦での募金

  • 会場: 沖縄県総合運動公園陸上競技場
  • 実施日: 2025年8月23日(土)
  • 募金総額: 37,123円
  • 病気療養でチームから離脱した名倉選手を支援するため、来場者・ファンから温かい募金が寄せられました。集まった寄付金は、「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」を通じて全額選手へ届けられます。

8月24日 レノファ山口FC戦での募金(14NAGU PROJECT)

  • 会場: 維新みらいふスタジアム
  • 実施日: 2025年8月24日(日)
  • 「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」の一環として、試合会場での募金活動に多くのファンが参加しました。

8月31日 ジュビロ磐田戦での募金

  • 会場: ヤマハスタジアム(磐田)
  • 実施日: 2025年8月31日(日)
  • 募金総額: 197,181円
  • 名倉選手の病気療養の発表直後ということもあり、会場内外でサポーターが結束。多くの温かい声援とともに、募金が次々と寄せられました。集まった寄付金は、「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」に全額送金されました。

9月7日 サッカーフェスティバル in日立・栃木シティ戦での募金

  • 会場: 日立市民運動公園陸上競技場
  • 実施日: 2025年9月7日(日)
  • 募金総額: 95,294円
  • 水戸ホーリーホック主催のイベントでも募金活動が行われ、来場者から多くの支援をいただきました。
    こちらの支援金もすべて「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」に寄付されます。

9月7日 FC大阪戦(金沢会場)での募金

  • 会場: 石川県西部緑地公園陸上競技場
  • 実施日: 2025年9月7日(日)
  • 募金総額: 130,528円
  • 金沢で実施された募金活動にも多くのファンが賛同。会場一体に温かい気持ちが広がりました。

9月13日 RB大宮アルディージャ戦での募金&メッセージフラッグ設置

  • 会場: NACK5スタジアム大宮
  • 実施日: 2025年9月13日(土)
  • 内容: 募金活動・メッセージフラッグ設置
  • 試合前に名倉選手への激励メッセージを寄せられるフラッグも設置。選手やファンが一列に並び、回復を願う想いを届けました。
    募金も同時に実施され、皆で名倉選手を支えようという連帯が感じられる光景でした。

集まった支援金の総額と寄付方法

各クラブ会場ごとに集まった支援金は、全額が「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」事務局に寄付され、名倉巧選手の療養支援や生活サポートに充てられる仕組みです。

  • FC琉球戦: 37,123円
  • ジュビロ磐田戦: 197,181円
  • 水戸ホーリーホック サッカーフェスティバル: 95,294円
  • FC大阪(金沢)戦: 130,528円

これらの支援金は、名倉選手側には経費等天引きされることなく全額届けられます。

募金活動に携わった関係者の声・サポーターからのメッセージ

募金活動の現場では、クラブ関係者やサポーター、時には対戦相手のファンまでもが「名倉選手の回復を願います」「またピッチで会いたい」「ONE FOR NAGU」など、温かな声やメッセージを寄せました。

さらにRB大宮アルディージャ戦ではメッセージフラッグが設けられ、たくさんの応援コメントが書き込まれたことも印象的です。

サッカーを超えて繋がる想い

病気療養という困難な状況にある名倉巧選手を支えようと、V・ファーレン長崎だけでなく他クラブや多くのJリーグファン、地域社会が手を取り合いました。

募金という形だけでなく、言葉や行動でも支え続けるその様子からは、スポーツの力人と人のつながりの大切さが浮き彫りになりました。

今後に向けて—名倉巧選手と支援の輪

今回の募金活動は、一過性のものではなく、名倉選手の復帰、そして同じような困難に向き合っている人たちの希望にもつながる「想いのバトン」として、今後も受け継がれていくことでしょう。

サポーターやクラブ関係者の厚い支えのもと、名倉選手がまた元気な姿でピッチに立つ日を、皆が心から待っています。

まとめ:みんなで支える「ONE FOR NAGU」の心

本記事では、V・ファーレン長崎 名倉巧選手への支援募金活動と「14NAGU(ONE FOR NAGU)PROJECT」に込められた想い、各会場での実際の募金額やエピソードを紹介しました。

これらの活動は単なる金銭的支援に留まらず、「ピッチで闘う仲間をみんなで支える」サッカーを愛する日本全体の温かい心を感じさせるものでした。

参考元