マミーマート、2025年8月業績が好調を維持 − 既存店9.0%増、全店20.7%増で過去最高水準を更新

マミーマート2025年8月業績発表の概要

株式会社マミーマート(証券コード:9823)は、2025年8月の月次業績を発表し、同社が引き続ききわめて良好な経営状況にあることが明らかになりました。既存店売上高は前年同月比9.0%増と、大きく伸長し、全店ベースでは20.7%増と、近年でも類を見ない成長を遂げています。業績開示は2025年9月10日に発表されています。
この大きな成長は、主力業態「生鮮市場TOP!」への大規模改装並びに新規出店効果が牽引しています。また、新規事業展開や店舗リニューアルなどの戦略的投資も功を奏しています

8月の具体的な数値と推進要因

  • 既存店売上高:前年同月比9.0%増(指数109.0)。客数は4.9%増、客単価は4.0%増で、いずれも今期(2024年10月決算期)以降、続伸しています。
  • 全店売上高:前年同月比20.7%増(指数120.7)。客数は14.4%増、客単価は5.5%増。全店ベースでは3月以降、6カ月連続して20%超の高成長を記録しています。
  • 新規出店として「生鮮市場TOP!羽村店」が8月にオープンし、「マミープラス東大宮店」も改装を終え再オープンしました。これらが業績押し上げの大きな要因となっています

四半期業績および今期の業績見通し

2025年6月期第3四半期累計では、売上高が142,491百万円と前年度同時期(119,173百万円)から約20%増加し、経常利益も6,414百万円へと大幅に伸長、純利益も8%増で過去最高を記録しています(2024年6月期第3四半期・5,975百万円→6,414百万円)
また、2025年9月期の通期業績予想については、経常損益で7,150百万円(2.8%増)と、堅調な増益を見込んでいます

安定した財務基盤と資本政策

マミーマートは近年、自己資本比率が50%超と高い水準を維持しており、2024年9月期では51.6%に達しています。
また、総資産・純資産とも年々着実な増加を見せており、財務の安定感が際立っています

立会外分売の実施について

加えて、2025年9月時点で、マミーマートは立会外分売(市場外での株式分割売却)の実施を発表しています。これは、株主数の拡大や株式流動性の向上によって、より多様な投資家層の対応を図るための措置です。実際に好調な業績と安定した財務状況が評価され、株式市場での注目も高まっています

直近の成長戦略と事業展開

  • 店舗改装/新規オープン:主力店舗ブランド「生鮮市場TOP!」への積極的な改装や新規出店の継続が現場の活性化・売り上げ向上へ直結しています。特に直近6カ月での全店売上20%超増は、同社の戦略が効果的に機能していることの証左です
  • 顧客基盤増強:客数・客単価共に上昇基調にあり、顧客基盤の安定とリピート促進施策の成果が現れています。
  • 業務効率化・DX化の推進:生産性向上および人手不足対策として、店舗業務の効率化・デジタル化にも積極的に取り組んでいます(詳細数値は非公表)。

投資家と地域社会へのメッセージ

同社は堅実な成長路線に加え、株主や地域社会に対して安定した信頼と還元を続けています。数値上の好業績だけでなく、新規雇用創出や地域イベントの開催を通じて、地元経済や暮らしへの貢献を強めています。
今後も既存店改装・新規開店・資本政策など多角的な戦略で、“地域密着型のスーパー”として引き続き成長が見込まれています

今後の展望とまとめ

マミーマートは、2025年8月の月次実績を中心に見ても絶好調の業績を継続しています。既存店・全店ともに高い成長率を維持し続けており、財務や株主政策、現場改革などあらゆる面でバランスの取れた企業運営を実現しています。今後も各施策の推進、そして地域貢献を重視した運営で、引き続き消費者と投資家からの信頼を得ていくことでしょう。

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