鎌倉・長谷寺で開催「NIGHT TABLE 2025」——秋の夜長にアート・音楽・食を愉しむ幻想体験

2025年10月10日(金)から13日(月・祝)までの4日間、長谷寺(神奈川県鎌倉市)では、アート・音楽・食が融合する体験型イベント「長谷寺NIGHT TABLE 2025」が開催されます。期間中は通常の17時までの拝観を終えた後、ライトアップされ幻想的に彩られる境内を舞台に、参加者だけの特別な夜が始まります。

イベント開催の背景とコンセプト

「長谷寺NIGHT TABLE」は鎌倉でも珍しい夜のコンテンツとして、2023年11月の初開催から大きな反響を呼びました。本年は「観音山、夜の物語」というコンセプトのもと、秋の夜長にふさわしい上質な空間で、見て・聴いて・味わい・感じる体験を提供します。

近年、鎌倉の観光地では日中に観光客が集中する「オーバーツーリズム」が課題とされてきました。長谷寺ではこれまで紅葉・梅のライトアップを実施し、夜でも楽しめる観光提案をしていましたが、本イベントではそれをさらに進化させ、「見る・聴く・味わう」という複合体験で新たな鎌倉の魅力を体感していただけます。

長谷寺NIGHT TABLE 2025の4つの見どころ

  • ① ライトアップされた深緑の境内貸し切り散策
    イベント参加者は、通常拝観終了後の境内を“貸し切り”で静かに散策できます。秋の夜長、深緑がライトアップされる幻想的な景色は、普段は味わえない特別な時間。暗闇と光が織りなす空間で、季節の移ろいと長谷寺の歴史が静かに溶け合う様子をご体感ください。
  • ② 庭園アーティスト石原和幸氏による花盆栽インスタレーション
    世界的に著名な庭園デザイナー・石原和幸さんが手掛ける「花盆栽」のインスタレーションが、今年1月に大幅リニューアル。ライトアップでさらに幻想的な美しさを放ちます。石原氏は「緑の魔術師」と称され、英国チェルシー・フラワー・ショーで13個のゴールドメダルを獲得。一流の芸術に触れる機会となります。
  • ③ 観音堂でのライブコンサート
    静寂に包まれた観音堂で、国内外で活躍するアーティストによるライブコンサートが開催されます。寺院の荘厳な雰囲気の中、クラシックや現代音楽など多彩なプログラムが用意されており、音の響きに浸る贅沢な時間を味わうことができます。
  • ④ 鎌倉・湘南ならではの食を愉しむ特別ディナー
    地元・鎌倉や湘南の旬の食材を使ったディナーが提供されます。伝統と革新が調和した美食の世界は、イベント参加者のみが味わえる特別なもの。秋の夜に心温まる美食体験が広がります。

イベントの詳細・楽しみ方

  • 参加方法
    本イベントは事前予約制・各日60名限定。静謐な夜の境内で、少人数だからこそ叶う上質な体験が待っています。
  • 実施日程と場所
    開催期間は2025年10月10日(金)から13日(月・祝)の4日間。場所は鎌倉の長谷寺です。
  • 特別な意義
    最終日の10月13日(祝)は「東アジア文化都市2025鎌倉市助成事業」としても位置づけられ、文化発信の一端も担っています。

長谷寺と鎌倉の歴史的・文化的魅力

長谷寺は、奈良時代(736年)の創建とされる歴史ある古刹です。春は梅、夏は紫陽花、秋は紅葉と四季折々の花とともに、数百年にわたる時の流れが息づいています。鎌倉時代から多くの人々が訪れる観音霊場として、心の安らぎの場でもあり続けています。

本イベントはその伝統と現代文化を融合させ、アート・音楽・食という五感で感じられる多様な体験を通じて、鎌倉の新たな魅力を発信します。

主催者メッセージ:新しい鎌倉の夜を体験しよう

イベントの担当者は「鎌倉には多様な観光資源があるが、夜の新しい魅力を伝えたい。NIGHT TABLEは、貸し切りライトアップという特別な時間、世界レベルのアートや音楽、美食を集めた深みある体験を通して、五感に染み渡る“観音山、夜の物語”をみなさまに届けたい」と語っています。

参加者の声(一部抜粋・昨年開催の感想)

  • 「夜の寺院で過ごす時間は、言葉では表せないほど静謐で、心が洗われるようでした」
  • 「石原さんの花盆栽は圧巻。ライトアップでさらに存在感が増し、幻想的な世界が広がっていました」
  • 「ディナーの一品一品に湘南や鎌倉ならではのストーリーや素材が込められていて、とても幸せな体験でした」

まとめ:秋の夜、長谷寺で五感を開く

「長谷寺NIGHT TABLE 2025」は、見て、聴いて、味わう、心と体を満たす秋の特別な体験イベントです。古都鎌倉の夜にひっそりと浮かぶ幻想的な舞台で、アートと音楽、美食が織りなす非日常に浸ってみませんか。この機会にぜひ、伝統と革新が響き合う長谷寺へお越しください。

参考元