東武鉄道、現役乗務員による「トレインスクール」が東武動物公園で初開催!鉄道と地域がつなぐ新たな体験型イベント

はじめに

東武鉄道は、2025年9月27日(土)に東武動物公園で、現役乗務員が直接レクチャーする体験型イベント「トレインスクール」を初めて開催します。さらに話題となっている「地酒列車」など、鉄道が地域コミュニティや観光、地元経済とつながる新たな取り組みについても詳しくご紹介します。また、東武動物公園という多彩なレジャー施設で行われる体験の意義についても、優しくわかりやすく解説します。

現役乗務員による「トレインスクール」開催決定

  • 日程:2025年9月27日(土)
  • 会場:東武動物公園(埼玉県南埼玉郡宮代町)
  • 主催:東武鉄道株式会社、東武レジャー企画株式会社
  • 対象:小さなお子さまから大人まで、鉄道好きはもちろん、家族連れや学びたい方なら誰でも参加可能

この「トレインスクール」は、現役乗務員自身が講師となって、普段なかなか知ることのできない鉄道の現場や技術、車両の仕組みをやさしく実体験を通して伝える新しいかたちのイベントです。特別な訓練機器を用いたリアルな体験と、東武鉄道ならではのお楽しみが満載で鉄道の魅力を存分に味わえます。

注目の体験コンテンツとその魅力

  • 実物の運転シミュレーター体験

    実際に運転士の訓練に使われてきた「50000系電車」の運転シミュレーターに乗って、本番さながらの操作体験ができます。現役の運転士が直接となりについて指導しながら、日頃の仕事や鉄道の安全を守る工夫についても丁寧に説明してくれます。
  • 車掌体験コーナー

    車内アナウンスやドア操作の体験も可能。現場で実際に働いている乗務員が、仕事のやりがいや鉄道社員の日常について話してくれる参加型のプログラムです。
  • 制服着用体験

    鉄道員の制服を着て記念撮影。「なりきり運転士・車掌」で写真を残せるので、子どもたちはもちろん鉄道ファンにも大人気のコーナーです。
  • 鉄道部品展示

    普段は見ることのできない運転台や制御機器、特急列車で使われている座席など、実際に使われていた部品を間近で見ながら仕組みや歴史について学べます。
  • プラレールジオラマ展示・現役乗務員への質問コーナー

    鉄道模型やプラレールの大規模展示も開催。鉄道の仕組みを遊びながら学べるだけでなく、直接現役乗務員に質問ができる「おしえて!のりもの博士」的コーナーも用意されています。

イベント限定の特典やサプライズも!

  • 東武鉄道オリジナルノベルティグッズがもらえる(数量限定)
  • 動物園ならではの演出:イベント当日はウェルカムアニマル(ヒツジ、ルリコンゴウインコ、ハリスホークなど)が登場し、鉄道と動物のコラボレーションも楽しめます

このように、トレインスクールはただの展示イベントではなく、東武動物公園ならではの体験と組み合わせた、記憶に残る一日が過ごせる内容です。

なぜ今「トレインスクール」が注目されるのか

少子化による乗務員不足や若い世代への鉄道の魅力伝承など、鉄道業界が抱える課題への一つのアプローチとして、現役乗務員が直接コミュニケーションを取るイベントは重要性を増しています。
特に東武鉄道は、長い歴史の中で培われた安全運行や地域社会への貢献、幅広い沿線地域とのつながりを大切にしてきました。「トレインスクール」では、この伝統や鉄道サービスの”リアルな裏側”を参加者へ直接伝え、次世代にバトンを渡す役割も担っています。

東武動物公園という”ハイブリッド・レジャーランド”を会場に選ぶ理由

  • 動物園と遊園地、プールやガーデンが融合した施設

    東武動物公園は、動物園・遊園地・プール・ガーデンが一体となった国内でも珍しい総合レジャーランドです。子どもから大人まで幅広い世代が楽しめるため、家族連れの鉄道ファン以外も気軽に参加できる環境です。
  • アクセスの良さ

    東武鉄道の要所となる東武動物公園駅が最寄り。沿線利用者はもちろん、首都圏からも気軽に日帰りで訪れることができ、鉄道の利用促進にもつながっています。
  • 鉄道と地域の新しい接点

    過去にもコラボ企画やイルミネーションなど多彩なイベントを実施してきた同園ですが、今回は「鉄道の現場の魅力を伝える教育・体験イベント」として新しい挑戦です。地域の観光資源やレジャーと鉄道が結びつき、相互の価値を一層高める効果が期待されています。

「地酒列車」など、東武鉄道のユニークな取り組みと地域活性化

東武鉄道は伝統的な鉄道輸送にとどまらず、「地酒列車」などのイベント列車も積極的に運行しています。「地酒列車」は地元の酒造メーカーとコラボし、参加者は走る列車内で地酒の飲み比べや特製弁当、おつまみを楽しめる企画です。
予約制の貸切列車で催されるため、移動中の特別感や、さまざまな地酒の魅力を再発見できるきっかけとなっています。
このような企画は、沿線地域の観光振興や地元経済への波及効果、そして普段は鉄道を利用しない層への新しいアプローチとしても重要な意味をもちます。

乗務員が伝える”鉄道の仕事・安全・未来”の大切さ

イベントを通じて、現役乗務員は運転業務だけでなく「どうすれば安全にお客さまを目的地まで運べるのか」「鉄道が地域社会に果たす役割は何か」など、日々の努力やプロとしての矜持も伝えます。
子どもたちにとっては将来の職業選択のヒントにもなり、参加者同士の交流も生まれます。これは単なるレジャー体験を超え、持続可能な鉄道・地域の未来につながる取り組みといえるでしょう。

東武鉄道の今後と地域・お客さまとのつながり

東武鉄道は、沿線住民とともに歩む姿勢を大切にしながら、時代に合わせてさまざまな新しい挑戦を続けています。トレインスクールや地酒列車のようなイベントは、利用者一人ひとりの日常や思い出を彩るだけでなく、「鉄道」という社会インフラの持つ多面的な意義や楽しさを広く伝える場です。今後もこうした現場とお客様が直接つながる交流の機会は、地域の暮らしや観光活性化に大きく貢献していくことでしょう。

まとめ

2025年9月27日に開催される東武動物公園のトレインスクールは、東武鉄道の現役乗務員が直接指導し、鉄道の仕事や車両技術、安全運行の裏側までを分かりやすく体験・学ぶことができる画期的なイベントです。また、地域の魅力発信や観光活性化にもつながる「地酒列車」など、多彩な取り組みが続きます。
鉄道と地域、そして利用者が一緒になって楽しみ・学び・支え合う、そんな新しい形の交流イベントは、今後の鉄道業界全体にも大きな影響を与えていくことでしょう。

参考元