松平健が熱演!愛・地球博20周年記念イベントが名古屋で盛大に開催
愛・地球博から20年…再び輝く記憶と感動
2005年に開催され、日本全国・世界からのべ2,205万人もの来場を記録した「愛・地球博(愛知万博)」。あの感動から20年という節目にあたる2025年、愛知県内各地で記念事業が盛大に行われています。なかでも、9月7日に名古屋市IGアリーナで催された20周年記念メインイベント「愛・地球博20祭」は、世代を超えた約1万3,000人が詰めかけ、過去の万博参加アーティストやゆかりのパフォーマー、関係者、地元民らが一堂に集い、記念すべき一夜となりました。
イベントの背景――「自然の叡智」を受け継ぐ理念の継承
「愛・地球博20祭」は約半年間(2025年3月25日~9月25日)の会期で、愛・地球博記念公園(長久手市)を中心に開催。「自然の叡智」の理念を次世代へ、そして世界へむけ再発信し、愛知の新たな魅力を全国・世界に届けることを目的としています。
博覧会開催時に生まれたキャラクター「モリゾー」「キッコロ」も登場し、会場内や関連イベントで親子連れにも人気の存在となりました。
松平健、緑黄色社会らが熱唱――豪華ステージの盛り上がり
注目を集めたのは、万博当時の公式応援ソング「マツケンサンバⅡ」をリリースし社会現象となった松平健さんのステージ。お馴染みのきらびやかな衣装での圧巻パフォーマンスと軽快なサンバのリズムに、会場は熱気と笑顔に包まれました。
さらに愛知県出身の人気バンド「緑黄色社会」が登場し、「花になって」や「Mela!」といったヒットソングを披露。観客とのコール&レスポンスや、メンバーの“地元トーク”も繰り広げられ、新たな世代の感動と共感も生まれました。森山良子さん、石井竜也さんといった名だたるアーティストも参加し、2005年当時の思い出と今の感動が交錯する豪華ラインナップとなりました。
多彩なプログラムで「愛・地球博」を再発見
- ステージイベントや音楽ライブとともに、園内・市内の各会場では体験型ワークショップや環境学習、伝統工芸・次世代技術の体験スペース、アート展示も用意。
- 親子で楽しめる「おさんぽスタンプラリー」企画や、モリゾー・キッコロと巡る展示企画も人気を博しました。
- 生物多様性など「人と自然の共生」に関するメモリアルシンポジウムも開かれ、理念の理解・共感を深める催しが充実。
- 会場外でも、万博の遺産「大地の塔」記念展示、日本のこころ展など多彩な展示が並びました。
- 記念行事の多くは、地域限定番組や配信サービス「Locipo」でも放送され、より多くの人が体験・参加できるよう工夫されました。
記念イベント総括――来場者・主催者の声と思い
記念式典では、「未来へつながる持続可能な社会の実現」を願う主催者挨拶があり、来場した家族連れからは「当時小さかった子どもたちが大きくなり、また一緒に訪れることができて感慨深い」といった声が聞かれました。
出演アーティストも「20年を経て、愛・地球博の理念が人々の心にしっかり根付いていると実感します。世代を超えた交流に関われて感謝」と思いを語りました。
名古屋市を含む自治体や、地域企業の協賛・協力によって、地元ならではの温かさと賑わいがあふれる催しとなりました。
モリゾー・キッコロの大活躍!世代をつなぐキャラクターの存在
愛・地球博の公式キャラクター「モリゾー」「キッコロ」は、イベント当日も人気の的。オープニングパレードやフォトセッションには長蛇の列ができ、グッズ販売も盛況でした。
イベント期間中、記念公園内でのスタンプラリーやキャラクターショーにも頻繁に登場し、小さな子どもたちはもちろん、大人にも「懐かしい」「ほっとする」と評判となりました。
今後への展望――万博精神は未来へ
2025年9月25日の会期終了まで、名古屋・長久手を中心に様々なイベントや展示が続きます。環境教育から国際交流、地元文化発信と、幅広いテーマで「20年の歩みと今」を感じられるプログラム構成です。
記念事業プロジェクトチームは「20年前に芽生えた“出会いと協働”が、この20年間で地域社会に根付き進化している。今後も皆で持続可能な未来づくりに挑戦したい」とコメントしています。
さいごに――「つながる感動」、そして新しい未来へ
今回の愛・地球博20周年記念イベントでは、松平健さんや緑黄色社会らの熱演と共に、万博の記憶と理念、そして新しい出会いが会場に集ったすべての人の心をつなぎました。20年の時を経て、「自然の叡智」というテーマがいま改めて問い直され、次の時代への希望に育まれています。名古屋から、そして愛知から――地球規模の想いが再び未来へと伝えられました。