学生たちが主体となったSDGs特別集会~持続可能な未来への一歩~

SDGs(持続可能な開発目標)とは?

SDGsは、「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略で、2015年に国際連合で採択された、2030年までに達成を目指す17の目標です。これらの目標は、貧困や飢餓の撲滅、気候変動への対策、質の高い教育の普及、ジェンダー平等など、地球規模の課題解決に向けています。国や企業だけでなく、私たち一人ひとりが日々の暮らしの中で取り組むことが求められています。

SDGsへの関心を高めるきっかけ:学生主導の特別集会

2025年8月28日、国内外の多くの学校やコミュニティでSDGsをテーマにした特別集会やアセンブリが開催されました。これらのイベントは、生徒たち自身が企画し、身近な生活や学校生活と関連づけながらSDGsへの理解を深め、実際の行動へつなげることを目的としています。

なぜ今、若者とSDGsなのか

国連が主導する「国際ユースデー」や世界中のカレッジ・大学による「SDGアクション&アウェアネスウィーク」など、SDGsの実現には若者による地域レベルでの活動が大変重要視されています。SDGsの目標の約65%が地方行政や地域社会と深い関連があり、若い世代の創意工夫や斬新な視点が持続可能な社会づくりに不可欠とされています。

生徒による特別集会の具体的な内容

今回多くの学校で開かれたアセンブリでは、持続可能な開発目標に対する理解の促進、地域社会への提案、ディスカッション形式のワークショップなどが行われました。以下、その一例をご紹介します。

  • SDGs17目標のプレゼンテーションや寸劇、クイズ形式での解説
  • 自分たちの地域や学校の課題をSDGs視点で分析し、改善アイデアを発表
  • プラスチックごみ削減、フードロス対策、ジェンダー平等推進など具体的なアクションプランを生徒たちが考案・提案
  • 地域の企業や自治体担当者を招き、ローカルな取り組みについて意見交換

特別企画:著名人によるSDGs推進への貢献

2025年には、元トロント・ラプターズのプレジデントで知られるマサイ・ウジリ氏が国連のSDGsスペシャルアドボケートに就任したことも大きな話題を呼びました。彼は以前からアフリカの若者支援やバスケットボールを通じた社会貢献活動で知られており、その経験を活かして国連でのSDGs啓発活動に積極的に取り組んでいます。ウジリ氏は「若者の力を信じてSDGsを個人の行動に落とし込むことが大切だ」と述べています。

SDGsを学び、行動につなげるためのサポート体制

世界の大学、専門学校、地域自治体がSDGsの理解と実践促進のため、次のようなサポートやイベントを提供しています。

  • SDGsシンポジウムやワークショップの開催(2025年2月、東京大学など)
  • 「SDGアクション&アウェアネスウィーク」(2025年3月3日~7日)での学内外イベント
  • 「SDGsユースサマーキャンプ」など青少年向けの体験型プログラム
  • 各種オンラインセミナーや、学生団体による自主プロジェクト

教育機関だけでなく、自治体やNPO、企業とも協力し、若者が自分事としてSDGs達成に貢献できるよう工夫されています。イベントでは、環境問題のみにとどまらず、働きがいや生活の質、教育の格差、ジェンダー、経済的な課題など幅広いテーマが扱われています。

SDGsへの参加体験がもたらすもの

実際に集会に参加した生徒たちは、「世界の課題が身近なものに感じられた」「自分にもできるSDGsアクションのヒントをもらえた」「将来はSDGsに関連した仕事に就きたいと思った」など、肯定的な反応を示しています。特に、同世代の仲間と議論したり、他校の事例を知ることで新たな発想やモチベーションが生まれています。

また、こうした集会をきっかけに、校内清掃の見直しやリサイクル運動、学校給食でのフードロス削減運動など、具体的なアクションプランを実現する動きも多く見られます。これらは身近な「第一歩」ですが、小さな変化の積み重ねが大きな成果へとつながることを、子どもたち自身が体感しています。

今後に向けて~SDGsと若者の可能性

SDGsを単なるスローガンにせず、地域社会や教育現場、職場などで日常的な行動につなげていくためには、若者自身の主体的な参加と、彼らをサポートする大人・社会全体の協力が不可欠です。集会やイベントを「学習の場」にとどめず、「行動の場」として発展させていくことで、SDGsの達成とよりよい未来に近づいていくことが期待されています。

まとめ:一人ひとりが今日からできるSDGs

SDGsへの取り組みは、特別な人だけのものではありません。例えば、毎日のごみ分別や節電、周囲への思いやり、地域のイベントへの参加など、「小さな行動の積み重ね」が持続可能な社会をつくる力になります。学生たちによる特別集会から始まったSDGsの波は、学校、地域、社会全体へと広がりつつあります。今後も一人ひとりが自分にできることを一歩ずつ続けていくことが大切です。

参考元