ファーマフーズ、テレビ紹介で株価上昇──「がっちりマンデー!!」特集を受けた最新動向
最近の株式市場の動き
2025年8月23日、株式市場ではファーマフーズ(証券コード:2929)が堅調な推移を見せています。他にも、キャンバス、タカラバイオが上昇する一方、キッズウェル、ブライトパス、レナサイエンスなどは下落となりました。こうした中でとりわけ注目を集めたのが、ファーマフーズの動向です。
テレビ番組「がっちりマンデー!!」での紹介が株価に追い風
ファーマフーズが好調の理由のひとつは、TBS系経済情報番組「がっちりマンデー!!」での特集が発表されたことにあります。2025年8月24日放送予定の同番組では、「儲かる成分」をテーマに、ファーマフーズが製造・販売する機能性素材「Pharma GABA(ファーマギャバ)」が取り上げられる予定です。Pharma GABAは、ストレス緩和や睡眠の質の改善といった健康効果が注目されてきた素材です。この知らせを受け、株価が着実に上昇しつつあります。
- 8月21日時点で、ファーマフーズの株価は前日比+3.3%(+33円)と堅調に推移しました。高値は1,032円、安値は1,003円となりました。
- 株式市場では、テレビ番組やメディアへの露出が企業ブランドや商品認知度向上につながり、中期的な売上や株価へ好影響を及ぼすケースがよく見られます。
ファーマフーズの事業内容と「Pharma GABA」の特徴
ファーマフーズはもともと卵黄由来サプリや化粧品の通販事業で知られる医薬・バイオ関連企業です。機能性食品素材の開発・販売に注力し、健康志向の高まりを背景に近年着実に事業を拡大してきました。
- 「Pharma GABA」は、γ-アミノ酪酸(GABA)を主成分とする素材。GABAは元々神経伝達物質として働きますが、摂取することでストレスの緩和、リラックス作用、睡眠の質改善などが期待されています。
- ファーマフーズの「Pharma GABA」は、食品・飲料、サプリメント、健康食品など多くの商品に採用されています。
- 「がっちりマンデー!!」といったテレビ露出によるPRや、健康志向の高まりも相まって、こうした機能性成分の需要は今後さらに伸長すると考えられています。
企業業績と今後の見通し
2025年7月発表の第3四半期決算によれば、ファーマフーズは広告宣伝費や研究開発費の増加によって一時的な減益となったものの、定期顧客数は11.8%増加と、着実な顧客基盤の拡大がみられます。売上高は468.17億円(前年同期比0.8%減)、営業損失は2.17億円でしたが、通期予想では売上高650億円(前期比4.6%増)、営業利益20億円(同60.9%減)を見込んでいます。大量の広告費投下や新たな商品開発が進む中、今後の持続的な成長が期待されます。
- 2025年9月11日に次回決算発表を予定しています。
- 株価は直近で5日連続の上昇となっているなど、投資家心理もやや強気に推移しています。
株式市場関係者・投資家の声
SNSや掲示板でも、ファーマフーズの株価動向に対し様々な意見が寄せられています。
- 「マンデーでの紹介が株価を押し上げている」「久々の終値4桁突破」といった強気なコメントがみられる一方、短期的な戻り売りや調整への警戒感も伺えます。
- 中長期的には、継続してテレビ露出や新商品開発が進むことで、更なる顧客拡大や業績底上げが期待されるという見方もあります。
- 外部環境の変化により株価の変動も激しくなる可能性があるため、個人投資家には慎重な判断が求められています。
本日の市場と今後の注目ポイント
2025年8月23日現在、ファーマフーズは今まさにメディア効果の恩恵を受けています。「がっちりマンデー!!」での放映直後やその後の反応が株価や業績にどのように反映されるかが注目されます。また、他のバイオ・医薬系銘柄でも、キャンバスやタカラバイオの上昇、キッズウェル、ブライトパス、レナサイエンス等の下落など、個別材料や需給動向によってマーケットが大きく動いている状況です。
ファーマフーズは今後も、積極的な商品開発、広告展開、研究開発強化によって更なる成長を目指していくことでしょう。
まとめ
- ファーマフーズは現在、テレビ番組「がっちりマンデー!!」での特集により大きな注目を集めています。
- 主力商品「Pharma GABA」を通じて健康意識の高い層を獲得し、定期顧客数の増加など事業基盤を強化中です。
- 直近の株価は好調に推移しており、今後はテレビ放映の効果や秋に控えた決算発表なども踏まえ、市場関係者による注目が高まる見通しです。
- 一方で短期的な利益確定や相場の変動も予想されるため、慎重な情報収集と、長期的展望への理解が重要です。