インフィニティ QX80 Sport 2026:進化したラグジュアリーSUVに迫る

インフィニティ QX80 Sport 2026は、フルモデルチェンジを遂げたばかりのQX80シリーズに新たに加わった「スポーツグレード」です。2025年8月の正式発表以来、その精悍なデザイン革新的なテクノロジー、そして高級感あふれるインテリアが、大きな注目を集めています。本記事では、新型QX80 Sportの特徴、スペック、デザイン、快適性、安全・運転支援技術、そして価格や競合モデルと比較した際の立ち位置まで、わかりやすく詳細にご紹介します。

QX80 Sport 2026・主なトピック

  • 新世代インフィニティデザインとダーククロームを使った「スポーティ顔」
  • 3列全席に広がる贅沢な空間と革新技術の融合
  • 3.5L V6ツインターボ・エンジン搭載、450馬力と強大なトルク
  • 6つの走行モード搭載、さまざまな状況下での安定性と安心感
  • 10万ドル超級の価格帯が示す、本物の高級SUVとしての存在感

大胆に進化したエクステリア

2026年モデルで大きく印象を変えたのが、まずはエクステリアデザインです。従来より大胆な「Artistry in Motion」デザインテーマが適用され、「スポーツグレード」独自の装いが特徴です。新設計のフロントグリルとバンパー、大型22インチ専用アルミホイール、そしてダーククロームフィニッシュを随所にあしらったボディトリム・ミラーカバー・ルーフレール・エンブレムが、精悍かつ都会的な雰囲気を全身で主張します。

ただ派手なだけでなく、全体のバランスは非常に洗練されており、大型SUVならではの存在感とスポーティな躍動感が絶妙に調和しています。特にヘッドライトやテールランプの形状、筋肉質なフェンダーライン、力強いボディプロポーションなどは、他の高級SUVと肩を並べる堂々たる仕上がりです。

ダスクブルーをテーマにしたラグジュアリーな内装

新型QX80 Sportのインテリアは、「ダスクブルー」を基調とした独自仕様。
上質なセミアニリンレザーやオープンポアウッド、そしてダークマットクロームのアクセント材を要所に配し、繊細さと重厚感が調和した現代的な高級感を醸し出します。

  • ブラック×ブルーのシートはダイヤモンドパターンのパンチング入り。
  • スイッチ類やインストゥルメントパネル、ステアリングにも専用デザイン。
  • 天井やピラー部分は引き締まったグラファイト色で高級感をアップ。

3列シートが用意され、全席・全員に対して「ファーストクラス級の快適性と先進装備」を提供。広大なレッグスペースと柔らかなシートが、長距離移動もストレスが少ない空間を実現します。

次世代インフォテインメント&上質なサウンド体験

インパネには高精細なデュアルディスプレイが配置され、インフォテインメントシステムはスマートフォン感覚で直感的に操作可能。また、世界初となる新世代サウンドシステムを搭載し、臨場感あふれる音楽体験が楽しめるのも大きな特長です。

プレミアムSUVにふさわしいパワーとパフォーマンス

新型QX80 Sportのエンジンスペックは、大幅に刷新されています。

  • 3.5L V6ツインターボエンジン(VR35D TT系)
  • 最高出力:450馬力
  • 最大トルク:703Nm(516lb-ft)
  • 9速AT&フルタイム4WDシステム

このエンジンは日産 GT-Rと兄弟関係にある同系ブロックを採用し、応答性とパワーを両立。発進から高速域まで、どんな速度域でも「いつでもパワーに余裕がある」安心感をもたらします。

ラグジュアリーSUVに求められる上質な静粛性や快適な乗り心地はもちろん、走りのダイナミズムも失っていません。車体のねじり剛性(横剛性)は従来比57%アップし、より正確なステアリングフィールとしなやかなフットワークを実現しています。

多様な走行モードと高い悪路対応力

「INFINITI All-Mode® 4WD」システムが全車標準装備。6つのドライブモード(標準・エコ・スポーツ・スノー・トウ・パーソナル)で、あらゆる路面と天候に対応。トレーラー牽引も最大8,500ポンド(約3,850kg)まで対応し、大型キャンピングトレーラーも余裕で引くことができます。

  • 燃費(米EPA):市街地16mpg/高速19mpg
  • 燃料タンク容量:約24ガロン(約90リットル)
  • 一充填航続距離:約400mile(約640km)

最新安全装備・運転支援技術

新型QX80 Sportはインフィニティ最新の安全技術および運転支援機能を備えています。先進のセンサーとAI技術が運転者をサポートし、高級SUVにふさわしいレベルの安心感と利便性を追求しています。

  • 全方位カメラシステム
  • アダプティブクルーズコントロール(ACC)
  • 車線維持支援(LKA)
  • ステアリングアシスト付自動緊急ブレーキ
  • 後退時衝突防止アシスト
  • 高度なパーキングアシストシステム

初めて高級SUVに触れる方でも、直感的な操作と高度なアシストで安心して運転・駐車が可能です。

グレード構成と価格・競合モデルとの比較

2026年モデルのQX80は、PURE / LUXE / SPORT / AUTOGRAPHという4グレード構成。
SPORTグレードはラインナップの中核をなす存在で、見た目やインテリアの違いが鮮明です。米国現地価格は83,750ドル~、SPORTグレードはオプション込みで10万ドル(約1,350万円)を突破するケースも多く、まさに本物のプレミアムSUV市場をターゲットとしています。

ライバルはメルセデス・ベンツGLS、BMW X7、レクサスLXなど。QX80 Sportは、それらと比肩する先進性と極上のくつろぎ、そして存在感を持ちますが、ブランドバリューや燃費面では若干劣る場面も。なお、ハイブリッドやディーゼルモデルの用意は現時点でありません。そのため、静粛かつ力強いガソリンエンジンのラグジュアリー体験を重視する方にはおすすめです。

まとめ:新しいQX80 Sportが象徴するラグジュアリーSUVの未来

2026年型インフィニティQX80 Sportは、「未来を感じさせる先進性」と「本格ラグジュアリーの伝統」を見事に融合させた一台です。
精悍な外観、贅を尽くしたインテリア、圧倒的なパワーとドライバーをサポートする先端技術。これらすべてを高次元でバランスさせつつ、個性的な存在感を放ちます。
家族のくつろぎからビジネスユース、アドベンチャーまでを網羅し、所有する人の「人生をより豊かにしてくれる」、そんな一台と言えるでしょう。

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参考元