五十嵐圭、再び始球式のマウンドへ――オイシックス新潟アルビレックスBCと広島東洋カープの交流戦で見せた笑顔と想い
プロバスケットボール界のレジェンドが野球場に舞う
2025年8月5日、新潟県のHARD OFF ECOスタジアム新潟。夏の夕暮れ、スタジアムには期待に胸を膨らませた観客たちが集まりました。NPBイースタン・リーグ交流戦、オイシックス新潟アルビレックスBC 対 広島東洋カープの始球式を任されたのは、バスケットボールBリーグ3部(B3)新潟アルビレックスBBに所属し、多くのファンから愛されるベテランポイントガード、五十嵐圭選手でした。
二度目の新潟での始球式、五十嵐圭の気持ち
五十嵐選手が始球式のマウンドに立つのは、実はこれが二度目。2019年、BCリーグ新潟時代にも同スタジアムで始球式を務めています。今回は「打者に当てないように気をつけた」と、緊張と笑顔が交じるコメントを残しました。テレビを見て腕の振りを研究したと語る五十嵐選手。その投球はワンバウンドながらも真ん中低めを通し、集まった観客から大きな拍手を浴びました。「前回よりも形はよかったと思う」と振り返る姿は、スポーツを愛し続ける五十嵐選手らしい真摯なものでした。
- オイシックス新潟アルビレックスBCのユニフォーム姿に新鮮な眼差し
- 始球式だけでなく、ネット中継のゲスト解説や球場内ブースの視察も担当
- ファンや子どもたちに向けて「同じアルビレックスの仲間として、憧れの存在になれればうれしい」と語る
- バスケットボールと野球のクロスオーバーをPR、「今度は野球ファンにもバスケットを楽しんでほしい」と新シーズン開幕(9月)を告知
五十嵐圭――45歳、現役選手でありながら多彩な役割を担う存在
五十嵐圭は現在45歳。新潟アルビレックスBBでは日本代表経験も持つ名選手でありながら、今季は選手としてだけでなく、クラブの社長補佐と強化部長補佐も兼任するなど、多岐にわたる活動をしています。その背景には「バスケットボールの試合以外の場でも地域やチームのために頑張りたい」という強い想いがあります。
今回の始球式要請も、そうした五十嵐選手の積極的な姿勢やスポーツ界全体への貢献意欲が評価された結果とも言えるでしょう。彼がグラウンドに立つことで、バスケットボールと野球という異なる競技のファン同士をつなぐ新しい可能性が広がっています。
新潟アルビレックスBBとBC――スポーツを通じた地域活性化
新潟アルビレックスBBは、2000年に誕生した日本初のプロバスケットボールチーム。B3リーグに所属し、若手とベテランが融合したチーム作りで注目を集めています。五十嵐圭や川村卓也といった代表経験者がチームを引っ張り、地元の子どもたちにとって果てしない夢を与えています。今年の開幕戦は9月27日と28日、アウェーの香川ファイブアローズ戦に決定しています。
一方、ベースボールクラブのオイシックス新潟アルビレックスBCも「アルビレックス」の名のもと、ベースボールの魅力を県内外に発信しています。今回の交流戦と始球式は、両競技を横断する地域スポーツイベントとして、多くの市民やファンの関心を集めました。
球場での熱気とファンの声
始球式当日は、五十嵐選手がグラウンドに登場した際、大きな拍手と歓声が上がりました。子どもからシニアまで幅広いファンが「五十嵐さんと同じフィールドでスポーツを楽しみたい」「彼のようにスポーツで活躍したい」と目を輝かせていました。地元メディアからも多数の取材が入り、五十嵐選手の一挙手一投足に注目が集まりました。
また、始球式後にはネット中継のゲスト解説も担当し、現役選手ならではの視点でプレー解説をしてスタジアムの雰囲気を盛り上げました。さらに球場内の飲食ブースを巡回し、地元グルメの魅力や、選手・チームへの応援の輪が広がる光景も印象的でした。
「バスケと野球」で広がる夢――スポーツの未来に向けて
最後に五十嵐圭選手は「今回は始球式という特別な経験ができて、とても嬉しかった。今度は野球ファンの皆さんにも、ぜひバスケットボールの試合を観に来てほしい」と呼びかけ、9月開幕のB3リーグ新シーズンへの期待を語りました。彼の言葉には、競技の垣根を越えてスポーツを楽しみ、地域の未来を支えていきたいという強い信念が感じられました。
今後も、五十嵐圭と新潟アルビレックスが中心となって、新潟の子どもたちやファン、そしてすべてのスポーツ愛好家に夢と活力を送り続けてくれることでしょう。新たなスポーツの祭典のかたちが、新潟の大地で着実に育まれています。
- 五十嵐圭は実績・人柄・行動で地域とスポーツ界をリードする存在
- オイシックス新潟アルビレックスBB・BCはスポーツによる地域活性に尽力
- 多様な役割を持つアスリートの姿は新潟の子どもたちにも大きな刺激となる
- バスケと野球、両競技の相乗効果による新たなスポーツ文化の創生に期待