大分県で震度3の地震観測 トカラ列島近海でも地震活動続く

2025年8月5日から6日にかけて、大分県やトカラ列島近海で相次いで地震が発生し、地域住民の間で大きな関心が集まっています。

大分県南部で最大震度3の地震

気象庁の発表によると、2025年8月6日午前2時53分頃、大分県南部を震源とする地震が発生しました。この地震の震度は最大で3を観測し、マグニチュードは4.3と推定されています。震源の深さは約50kmで、津波の心配はありませんでした。

この地震により大分県内で揺れを感じた地域もありましたが、被害の報告は現時点で届いていません。防災関係機関は引き続き警戒を呼び掛けています。

トカラ列島近海で群発地震が続く

同時期に、鹿児島県のトカラ列島近海でも地震活動が活発化しています。8月5日午後6時26分頃には、トカラ列島近海を震源とする地震が発生し、最大震度1が記録されました。この地震はマグニチュード2.5で震源の深さは約20kmです。悪石島や小宝島では震度2を観測しています。

この地域では群発地震が続いており、累計の地震回数は2252回に達しています。トカラ列島近海の地震は比較的小規模ですが、群発地震として長期間にわたり断続的に発生しているため、地元自治体や気象関係者は注意を続けています。

鹿児島十島村でも地震発生

トカラ列島を含む鹿児島県の十島村周辺では、最大震度1の地震も観測されました。群発地震の一環として地震活動が散発的に続いている状況です。津波の心配はないとされているものの、今後の地震活動の変化には警戒が必要です。

まとめ:地域ごとの防災意識の重要性

  • 大分県南部では比較的大きな揺れを伴う地震が発生し、一部地域で震度3を観測
  • トカラ列島近海や鹿児島十島村周辺では、震度1~2の小規模な群発地震が継続発生
  • いずれの地震も津波の心配はないが、今後の地震活動の動向に注視する必要あり

今回の地震活動を受けて、地元自治体や気象庁は住民に対し、地震への備えを再確認するよう呼びかけています。家具の固定や避難経路の確認など、日頃からの防災対策を怠らずに行うことが重要です。

地域の皆さまは、引き続き最新の地震情報に注意し、安全確保に努めてください。

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