みちょぱ、夫・大倉士門さんのサポートを語る

タレントの池田美優さん(愛称みちょぱ)が、7月24日に都内で行われた漢方薬品メーカー・ツムラの「#OneMoreChoiceプロジェクト」記者発表会に出席し、自身の生理やPMS(月経前症候群)の症状について率直に語りました。特に、夫でモデルの大倉士門さんとの日常生活における関わり方が注目されています。

みちょぱは生理中の症状として「毎月感じるだる重い眠気や時に強い腹痛、頭痛などがある」と告白しています。そのうえで、「家では生理の話を普通にする」といい、夫・大倉さんには生理による眠気や疲れ、イライラがある時にちゃんと伝えているそうです。すると大倉さんは「そっとしておいてくれる」という優しい対応をしてくれて、大事な話は別の機会にするなど配慮を示しています。みちょぱは「伝えないと理解はされない」と考え、恥ずかしがらずに症状を言葉で伝えるようにしていると語りました。

「伝えること」の大切さと生理の理解促進

ツムラの「#OneMoreChoiceプロジェクト」は、2021年からスタートし、生理のつらさを我慢しなくていい社会づくりを目指しています。調査によると、生理経験者の約68.5%が「隠れ我慢」を経験しており、つらさを周囲に伝えにくいと感じる人は約7割にものぼります。主な理由は「理解されないと思う」や「気を遣わせたくない」などです。

こうした現状をふまえて、みちょぱは「皆、隠れて我慢していることが多い。少しでも話しやすく、言いやすくなる機会をつくりたい」と話しており、生理を取り巻く社会的な理解促進に積極的な姿勢を見せています。

丸の内で生理痛体験イベント開催:男性も生理のつらさを体感

一方、全国的なニュースとして注目を集めたのは、7月28日に東京・丸の内で開催された生理痛を体験する男性向けイベントです。このイベントでは、一般男性が特殊な装置や薬剤を用い、生理痛の痛みやだるさを模擬体験。体験後には「痛みの辛さを理解できた」「身近な女性への接し方を見直したい」といった声が多数寄せられました。

このような取り組みは、男性参加者が生理の実際のつらさを体感することで、生理に伴う痛みや不調を抱える女性たちへの理解を深める目的で行われています。参加者の多くは日常生活で生理の苦労を知らず、今回の体験をきっかけに配慮やサポートの意識が高まったといいます。

社会全体で「隠れ我慢」をなくすために

生理の症状を訴えることの難しさや「隠れ我慢」の問題は長年指摘されていますが、社会的な関心は少しずつ高まっています。みちょぱと夫・大倉士門さんの日常エピソードや、丸の内の生理痛体験イベントはその象徴とも言えます。

これらの事例は、症状を隠さずに夫婦間でコミュニケーションをとることの重要性、そして社会全体で生理のつらさを理解し、サポートする環境作りの必要性を改めて示しています。このような動きが広がることで、今後はさらに多くの人に生理のリアルな苦しみが認識され、助け合いの輪が拡大することが期待されます。

みちょぱのメッセージ:恥ずかしがらずに伝えよう

  • 生理のつらさは人それぞれで、伝えなければ理解されない。
  • 夫婦間や職場など、身近な人に素直に話すことでサポートが得やすくなる。
  • 「隠れ我慢」を減らし、もっと話しやすい社会を目指す必要がある。
  • 理解が深まれば、生理痛やPMSで苦しむ人の生活の質も向上する。

今後もみちょぱやツムラのようなプロジェクト、そして生理痛体験イベントが、より多くの人に理解の輪を広げていくことが注目されます。

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