今夜、日本上空をISS「きぼう」が通過します

2025年7月26日(土)20時27分頃、国際宇宙ステーション(ISS)に設置されている日本の実験棟「きぼう」が日本の上空を通過します。ISSは地球から約400km上空を秒速約7.7kmで飛行する有人宇宙施設で、肉眼でも条件が良ければ光る点として見ることができます。

ISSと「きぼう」について

国際宇宙ステーション(ISS)は、複数の国が協力して運用している宇宙実験施設です。その中にある「きぼう」は、日本が設置した実験棟で、宇宙での科学実験やさまざまな研究が行われています。

「きぼう」やISSの軌道は地球を約90分で一周するため、1日に数回、日本上空を通過することがありますが、その見え方は時間や場所によって異なります。

2025年7月26日の観測情報

  • 通過開始時刻:20時27分頃
  • 観察のポイント:西の空から見え始め、東の空へ移動しながら明るく飛行します。
  • 最大仰角:地域によって異なりますが、日本の多くの地域で30度以上の位置で観察可能
  • 観測の条件:晴れていれば肉眼で輝く点として見え、双眼鏡があればよりはっきり確認できます。

ウェザーニュースによると、今夜の日本上空の天気も観測には良好とされていますので、空の条件が整えば多くの地域でISS「きぼう」の姿を楽しめるでしょう。

ISSの見え方と注意点

ISSが夜空に見えるのは、太陽の光がステーションに当たり反射し、地上の観察者には星のように明るく輝くためです。ISSは人工衛星の中でも特に大きく、光度が非常に強いので、明るい星や飛行機と間違えることは少ないでしょう。

  • 飛行機と異なり点滅せず一定の明るさで一定方向へ滑らかに移動します。
  • 約5分間程度で空の端から端へ飛び去るので、観察のタイミングが限られています。

国際宇宙ステーションを見つけるには、事前に通過時間や方向を調べておくことが重要です。JAXAや「きぼうを見よう」公式サイト、ウェザーニュースなどで最新の観測日時や通過する方角が確認できます。

みんなで楽しむISS観察イベントも

日本では、ISS「きぼう」の通過をみんなで楽しむためのライブ観察イベントも定期的に開催されています。イベントではリアルタイムでISSの位置を確認しながら、参加者同士がSNSや音声でつながり、一緒に夜空を見上げることができます。

こうしたイベントは、「きぼうを見よう」プロジェクトやJAXAによって公式に情報発信されているため、興味のある方はチェックして参加するとより楽しく観察ができます。

まとめ

今夜7月26日(土)20時27分頃に、日本の空を約400km上空を秒速7.7kmで飛行する国際宇宙ステーション「きぼう」が通過します。晴れた夜空に輝くISSの姿は宇宙を身近に感じられる貴重な機会です。ぜひ空を見上げ、宇宙ステーションの光を探してみてください。

参考元