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行列の先にあるのは、ここにしかないシンプルな美味しさ。じっくり時間をかけて作られたLee’s Breadのパン

2015.08.13 | 出展店舗
行列の先にあるのは、ここにしかないシンプルな美味しさ。じっくり時間をかけて作られたLee’s Breadのパン

今や大磯市名物となった人気店への行列。中でも、開店前から長蛇の列ができるお店として名高いのが「Lee’s Bread(リーズ・ブレッド)」です。

カンパーニュ、オリーブ、ドライフルーツなど、アメリカ人女性・内海リーさんが丁寧に焼き上げた天然酵母パンは、シンプルで飽きがこない味と、老若男女問わず評判。毎回、わずか1時間半で売り切れてしまうほどの人気を博しています。

今回は、リーさんの自宅でのパン作りの現場にお邪魔し、お話を聞きました。ファンを魅了して止まない美味しさの秘密、それは、「自分の食べたいパンを作る」というリーさんの真っ直ぐな姿勢にあったようです。

 

アメリカから日本へ、ケーキから天然酵母パンへ。

私はニューヨークに生まれ、サウスカロライナで育ちました。子どもの頃、葉山に住んでいたこともあって日本文化に興味があり、日本の大学に留学生としてやってきました。専攻は美術史。本当は1年の予定でしたが、もっと長くいたいと思って勉強を続けていた頃、芸大で美術を専攻していた主人に出会って結婚しました。

その後、一度ニューヨークに移り住むのですが、また日本に帰ってきたときは、マーケティングの会社で働きながら、夜の時間を使ってお菓子作りの勉強を始めました。食べることが好きで、ケーキを上手に作りたいと思って。ケーキは食べないのですが、作ることが好きだったんです。

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その後、茅ヶ崎に住むことを決めましたが、もう一度アメリカにひとりで戻りました。そのとき、カルフォルニアですごく美味しいパンを食べたんです。オリーブとかカンパーニュとか。それを食べたとき、「こういうのをやりたい」と心に決めました。当時は酵母の作り方も何も知らなかったので、アメリカで8ヶ月ほどお菓子とパンの勉強をして、その後ホテルでパン作りの仕事をして、日本に戻ってきました。それが、今から17年ほど前のことです。

日本に戻って、どこかで働くことも考えたのですが、これまでいっぱい勉強してきたから「自分で何かしないと」と思いました。それで、自分で酵母を作って、パン作りを始めました。道具も何もなく、ほとんど手だけで毎日何度も何度も失敗しながら。最初は全然美味しいパンができなかったけど、諦めずにとにかくやってみました。

そうしたら突然、いいパンができたんです。人にあげたりしているうちに、「売ってみたらどうですか?」という話をもらえて。それから保健所に届出をして、「Lee’s Bread」として茅ヶ崎市内のお店に置いてもらったり、マーケットに出店したりするようになりました。

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時間をかけて、じっくりと。

私のパンの特徴は、やっぱり味。自家製酵母と、良い材料を使って、時間をかけてじっくり作っているので、他にはない味だと思います。 酵母は、レーズンで作りました。最初に作って、あとは小麦粉と水を加えて、10年以上ずっと使っています。糠床と同じで、生きているんです。一度長く休んだ時、もう一回作り直してみたのですが、同じ味にはなりませんでした。その酵母で作ると、特徴がなかったんです。やっぱりずっと生き続けている酵母を使い続けているから、美味しいんだと思います。

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材料は、できるだけオーガニックや無農薬のものを使っています。小麦粉は北海道と岩手、あとはカナダ産のものを。レーズンやクルミもできるだけ無農薬を選んでいます。でも、日本にはまだそういうマーケットがないので、値段が高いですね。卵や牛乳も、無農薬のものはあまりありません。早く一般的になってほしいな、と思います。

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私のパン作りには、5〜8日かかります。夏は発酵が早いのですが、月、火、水は酵母をかき混ぜて、木曜日に生地を作って、冷蔵庫で寝かせます。金曜日に塩やオリーブを手で混ぜて、整形して焼きあげるので、全部で5日。すぐにはできないんです。

私の基本は、自分の食べたいパンを作ること。自分が食べないものはやりません。自分のパンで一番好きなのはカンパーニュかな。焼いた当日はそのまま食べたり、クリームチーズとサーモンでサンドイッチにしたり。あとは、トーストしてジャムや無糖のピーナツバターを塗って食べています。

これからは、オートミール入りのパンや、もう少しタンパク質の入ったプリンのパンなんかにもチャレンジしたい。アイデアは山のようにあります。あと、作るだけじゃなく、レシピの開発にも取り組んでいきたいです。そしていつか、自分の本も出したいですね。

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少し休んだら酵母を起こすのにすごく時間がかかるし、湿度や温度によって水の量や発酵時間も変わるし、パン作りは、すごく難しい。私はクーラーのない生活をしているので、もっと大変(笑)。でも、昔の人はクーラーがなくてもやっていたのでしょう?

…と言っても、無理しちゃだめ。暑い時は仕事を減らしたり、朝早くやったり、無理はせず、自分の健康が第一。以前はマラソンとトライアスロンをやっていましたし、今はジムで筋トレをやっている時間が大好き。それが私の、健康の秘訣です。

 

美味しいものを、ずっと作っていきたい。

大磯市は、仕事を探していた時、知人から勧められて第3回目から出店しています。それ以来、アメリカに帰ったりするとき以外は、毎月出ています。

お店に置かせてもらうのとちがって、やっぱり大磯市ではお客さんと話ができるのが楽しい。人と話すのはいいですね。「どうやって食べたらいい?」とか、「このパンが好き」とか、「やっと買えました!」とか、いろいろな話をします。行列を作って待っていてくれるのはうれしいのですし、パンをもっと持っていかなきゃ、という気持ちになります。

パンを売った後は、他のお店のものを食べたり、コーヒーやクラフトの小物を買ったり、出店者の方と話をしたり。いつも最後までいて、私も大磯市を楽しんでいます。

天気で中止になることも考えて、大磯市のときはギリギリまで待って作り始めていて、実はいつも寝不足で出店しています(笑)。それでも、お客さんとしゃべるのが楽しいから続けられるんです。

努力して美味しいものをずっと作っていきたい。がんばって作って持っていくので、これからも応援してくださいね!

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【Lee’s Bread】

茅ヶ崎在住の内海リーさんによる天然酵母パン工房。茅ヶ崎市内の「アジアコーヒー」「PERE」での店頭販売のほか、大磯市を始めとした各種マーケットに出店中。

ホームページ http://leesbread.wisnet.ne.jp/

池田 美砂子

茅ヶ崎在住フリーライター、ひとりの娘のお母さん。人の言葉をありのままに聞くことで本質を見つめるインタビューを、ライフワークとしています。使命は、「ほしい未来を自分の手でつくる人を増やす」こと。この世にもっと、ワクワクを。