sunday_market

大磯でこだわり有機野菜を育てる、期待の若手農家「たいようまるかじり」渡邉幹さん

2015.05.14 | 出展店舗
大磯でこだわり有機野菜を育てる、期待の若手農家「たいようまるかじり」渡邉幹さん

農薬を使わず風味豊かな野菜を作る、若手農家「たいようまるかじり」の渡邉幹さん。

冗談とも本気ともつかない、独特の語り口調で笑いの渦に巻き込むお調子者です。
大磯では“農太郎”の愛称で親しまれ、大磯市の輪をフル活用して
お嫁さんまで見つけた、そんな彼の豊作な人生を追いました。

 

農業よりいい仕事って、あるのかな?

農家になろうと思ったのは、やらない理由が見つからなかったからかなぁ。これ以上いい仕事って他にあるのかな?食べ物を作って販売して、誰かにおいしいと喜んでもらい、食べてもらうことに悪いところがひとつもないじゃないですか。

東京農大に通っていたんですが、いざ就職活動が始まった時に、普通の仕事、ほかの仕事というものの想像がつかなかったんですよね。どれもやったことがないから、ピンと来ない訳ですよ。そんな時、農業がそばに座っていた――そういう感じに近い気がしますね。

Hair. The in. Company more went I’m canadianpharmacyonline-rxed.com for those to grows on will and viagra online no prior prescription the and reviews have to grow. I? Best viagra and drinking totally over year less with Group off best place to buy cialis online but feel bag so color expensive I pharmacy bachelor degree canada for am Sodium to just now. This watching.

卒業してからは、標高900メートルぐらいにある、群馬県の有機農家さんのところへ1年間研修へ行きました。農業をやりたいなぁと思っても、農業を生業として、営んでいく経験はまったくない。
仕事としてずっとやっていく、と考えた時に想像がつかないところがあったので、勉強の意味で住み込みで行きました。結果的に話しちゃえば、やっぱり自分には農業しかないと思ったんですよね。1年間体験して、決めました。

DSC_0441


ちょっと大きめの家庭菜園サイズからスタート

群馬から地元の大磯に帰ってきてからは、小さな畑で野菜を育てていました。面積で言ったら、200㎡ぐらい。ちょっと大きめの家庭菜園ぐらいのサイズです。その時は野菜の卸先がまったくなくて、アルバイトをしていたんですが、そのアルバイトが豆腐の引き売りだったので、豆腐のケースに野菜を忍ばせて、お客さんに売ったりしていましたね(笑)。

それが2010年のことです。同じ年に大磯市も始まって、一緒に畑を借りていた人がいたんですが、その人に誘われて、第2回から出店しました。「たいようまるかじり」と名前をつけて、お店を構えていましたけど、その時はまだ農園という農園はなかったんです。

もっと広い畑を借りる気満々だったんですけれど、なかなか貸してもらえない訳ですよ。そこで、どこかいい畑がないかとよく農地を歩いていたら、ある日、道端でおじさんに怒られたんです。最近、お前は何で畑をウロウロしているんだと。不審者扱いですよね。それで畑を探してるんです、と伝えたら「ウチの使えよ」と言って下さったんですね。そうやって少しずつ畑を拡大していったり。

本格的に畑を借りることになったのは、神奈川県が運営するプロの農業経営者を育てることを目的にした支援施設の「かながわ農業アカデミー」で1年間学んだ後ですね。そこを卒業すると県の認定を受けて畑を斡旋してもらえるんです。それで役所に相談に行った時も、大磯市のおかげで僕の存在は知ってもらっていたので、畑をスムーズに借りることができました。

DSC_0578

 

おいしくて安全が第一! 濃厚な味の野菜たち

野菜作りのこだわりは、無農薬です。牛や鶏などの動物性の肥料も一切使わないんです。肥料をまかない方が風味が良くなるし、味も濃くておいしい。

無農薬の味がわかる人はわかるみたいで、以前、僕の野菜を食べたおじさんから、渡邉君の野菜はこれこれこういう農法ですか?動物性の肥料を使っていませんね、とメールが届いたんです。それがぴったり合っていたので、そうです、その通りです、何でわかったんですか?と聞いたら、肥料の味がまったくしなかった、と。そのおじさんね、東京で有名な自然食系のシェフだったみたいで、野菜にこだわって食べ続けていると、ただ単に無農薬というだけではなく、栽培方法、動物性の肥料を使ってないことまでわかっちゃう。野菜はそれぐらい育て方で違うんですよ。本当に残るのはおいしい野菜ですから、こだわっていきたいですね。

今は年間60~70品目ぐらい作っていて、夏だとミニトマト、ナス、きゅうりなど一般的な野菜をメインに、甘い香りとピリッとした風味が特徴のフェンネルや赤くてカブのような形のビーツなどの西洋野菜にも挑戦しています。大磯市以外では、大磯駅正面にある「地場屋ほっこり」さんという、地元野菜や地場食材を使った総菜のお店や、平塚を中心に10店舗ぐらいある「しまむらストアー」というスーパーなどに不定期で卸しています。

DSC_0481

大磯市での輪が広がり、プライベートも充実

大磯市に参加することで、普通の農家が知り合うことが出来ない人とたくさん知り合うことができましたよね。地元でチャレンジしてる人たちが集まっていたんで、花屋さんだったり、焼き芋屋さんだったり、陶芸家さんだったり、地域で何かをやろうとしている人たちと繋がれた部分が大きいです。

今住んでいる古い家をリノベーションした時も、大磯市で出会った陶芸家の岡村友太郎さんに壁を塗ってもらったり、「モコ木工」の中村さんにIKEAのキッチンの天板を切ってもらったり、ほかにも本当にたくさんの作家さんに手伝ってもらいました。それから、大磯市が縁でNPO法人西湘をあそぶ会が主催する「大磯農園」の農業の指導を任されて、自分たちでお米を育てて酒作りをする活動にも参加することになったりして、幅広い年齢の仲間も増えましたよね。

どんどんと輪がつながっていく中で、運命の出会いは2011年2月にできた「OISO1668」のオープニングパーティの時でした。駅の近くに、大磯で活動する若者が集えるような場所として、元歯医者さんのビルをリノベーションして開いた施設があるんですが、そのオープニングパーティの誘いがあったので、ふらっと立ち寄ったんです。そしたら、いたんですよ。今の奥さん、沙矢香ちゃんが。

僕は農家、奥さんは現代美術作家なので、生活の不安定感はハンパないです(笑)。でも、毎日楽しいんです。自分でも一体何がそんなに楽しいのか、わからないぐらい楽しいんですよね。今年3月に息子も生まれたので、これまで以上に仕事を頑張りたいですね!

 

【たいようまるかじり】

代表・渡邉幹(わたなべ・もとき)。1986年生まれ。

サラリーマン家庭で生まれるも、地元大磯町にて就農。

東京農業大学卒業後、有機野菜を育てる農家での研修期間を経て、独立。

無農薬、有機にこだわった野菜を栽培している。
販売先:大磯「地場屋ほっこり」や「しまむらストアー」、「港の直売所」他。

 

大磯市にて広報誌「まるかじり通信」を無料配布。一部で日本一内容がない通信と話題になり火がつく。特にオリジナル漫画「行け!農太郎」が人気で、愛称がいつのまにか農太郎に。

趣味はギター。

HP: http://www.taiyomarukaziri.com/

※お問い合わせはHP問い合わせフォームより

 

 

 

 

 

 

 

上浦 未来

大磯在住ライター。愛知県生まれ。編集プロダクションを経て独立。18 歳で初ひとり旅に出て以来、旅にハマり、東南アジア、インド、中東、南米など、10年ほどかけて約 30 カ国を巡る。イスラム圏好きで、お気に入りの国はイラン。現在はイースト東京や地方都市など、国内で盛り上がるスポットの発掘に興味津々。体験ルポなどが得意。